海岸線の快適な追分ソーランラインを走る! 絶景函館のドライブルート

哀愁漂うシーサイドドライブ 追分ソーランラインを行く!​

日本海沿いに函館から小樽へ行く国道228号、国道229号は「追分ソーランライン」と呼ばれる。北海道の民謡『江差追分』と『ソーラン節』発祥の地がルート上にあることからこの名が付いた、北海道の歴史と伝統を感じられる観光ルートだ。海岸線を走行するので、日本海に沈む夕日が美しく見られる白神岬、折戸海岸などのビューポイントもある。

ルートマップ:約6時間20分(約234km)

S:JR函館駅

約25km 国道228号 約45分

1:トラピスト修道院

スポット情報
1896年(明治29)に日本最初の男子トラピスト修道院として建てられた。内部の見学は男性のみ可能だが、事前に往復ハガキでの申し込みが必要(〒049-0283北海道北斗市三ツ石392 トラピスト修道院宛)。資料展示場やルルドの洞窟は見学自由。売店ではバターやクッキーなどが販売されている。ソフトクリームは4月1日~11月第2日曜まで販売。一部、女性が立ち入り不可の場所あり。

スポット情報はこちら

約72km 国道228号 約1時間55分

2:福山城

スポット情報
松前藩初代松前慶廣が建てた福山館を前身に、北方警備のため安政元年(1854)に築城された日本最北の城。昭和16年(1941)に国宝に指定されたがその8年後、飛び火により焼失。町民の願いで昭和36年(1961)、東西約240m、南北約300mの城跡一帯に3重3階建ての天守閣、天神坂門、搦手二ノ門などが再建。国重要文化財の本丸御門、旧松前城本丸表御殿玄関、台場跡などの遺構が歴史を物語っている。松前城資料館となっている天守閣には藩の御用船・長者丸に関する資料や往時の様子が描かれた松前屏風など貴重な資料が多く展示されている。所要40分。

スポット情報はこちら

約64km 国道228号 約1時間40分

3:横山家

スポット情報
江差がニシン漁で栄えた江戸時代後期に建てられたニシン漁業の回船問屋。江差を代表するニシン網元建築で、唯一、現在も住まいとして使われている。長い年月を刻んだ建物の中には、ニシン漁全盛期のころに使用されていた生活用具などが陳列してあり、当時の暮らし振りを今に伝える貴重な建物。北海道指定重要有形文化財に認定されている。所要30分。

スポット情報はこちら

約500m 道道5号 約1分

4:江差町郷土資料館分館旧中村家住宅​

スポット情報
江戸時代~明治20年代にかけて、近江商人によって建てられた住宅。当時の代表的な問屋建築で、地元のヒバ材を使った切妻造りの母屋から裏手に倉が連なり、一番奥の浜側には「ハネダシ」という船着き場を持つ。館内には、北前船やニシン漁に関する資料なども展示されている。所要30分。

スポット情報はこちら

約1km 国道228号 約3分

5:​開陽丸

スポット情報
戊辰戦争の際に江差沖で沈没、幕末の日本で最強といわれた機帆走軍艦・開陽丸を復元した資料館。船内に大砲や海底から発見された遺物を展示している。船長室には人物レプリカが配置され、臨場感たっぷり。所要15~40分。​

スポット情報はこちら

約73km 国道228号、国道227号 約1時間55分

6:JR函館駅

ベストシーズン

4月下旬~5月下旬ころは桜が見ごろ。松前町には1万本もの桜の木が植えられ、春の風情が味わえる。4月下旬から約3週間、松前藩屋敷周辺でさくらまつりが開催される。

夏の穏やかな日本海と夕日の組み合わせは必見。海岸線を走りながら絶景を堪能したい。

ドライブ情報

  • 町と町の間に、休憩スポットがほとんどないので注意。
  • 大野国道の別名がある国道227号は直線道路が快適だが、スピードの出し過ぎに気をつけて走行しよう。
  • 冬の海岸沿いの道路は、強風や吹雪の日には要注意だ。

問合せ先情報

  • 松前町観光協会 0139-42-2726
  • 江差観光コンベンション協会 0139-52-4815

Copyright (C) 2015 JTB Publishing, Inc. All Rights Reserved./ 2015 JTB Central Japan Corp. All Rights Reserved.
※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。