温泉を楽しむ 鹿児島・霧島ドライブルート

神話と歴史に彩られた霧島路には温泉もたっぷり​​​

溝辺鹿児島空港ICを下りたら、鹿児島空港前を通って嘉例川駅へ。古い木造の駅舎は周囲の里山の風景と相まって、なんともノスタルジックな雰囲気。天降川の清流を遡るように進むと、坂本龍馬が傷を癒すために逗留した塩浸温泉にたどり着く。妻お龍と訪れたという霧島神宮に立ち寄れば、ハネムーン気分を味わえるかも。避暑地としても人気の霧島からさらに標高の高いえびの高原は、手つかずの自然が多く残る場所。火口湖を巡るトレッキングコースなどもあり、気軽に散策を楽しめる。夏はキャンプ場もオープンするので、アウトドア目的のドライブもおすすめ。えびのICへ向かう途中の白鳥温泉を利用すれば、リフレッシュして帰路につけそうだ。

ルートマップ:約2時間25分(約70km)

S:溝辺鹿児島空港IC

約6km 国道504号、県道56号 約15分

1:嘉例川駅

スポット情報
明治36年(1903)に開業し、駅舎や長いすなどが100年以上たった今も現役。趣ある駅舎は観光スポットとしても人気で、無人駅ながら観光列車「はやとの風」も停車する。

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約3km 県道56号、国道223号 約8分

2:塩浸温泉龍馬公園

スポット情報
坂本龍馬とお龍が18泊20日間、逗留した温泉地。龍馬を高千穂峰に登れるほど、元気にした名泉だ。公園内の塩浸温泉は日帰り入浴施設で、龍馬が傷を癒した源泉がたたえられる。公園内には、資料館(200円)や、無料の足湯、坂本龍馬・お龍新婚湯治碑もあり、二人が来訪時に何度も歩いた「龍の背坂」は見逃せない。

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約14km 国道223号 約25分

3:丸尾滝

スポット情報
霧島観光の名所の一つ。高さ23m、幅16mと小さめだが、簾状に流れ落ちる滝のさまは美しく、見応え充分。上流の温泉水が集まっているため、滝つぼが青く見えることも。夜間はライトアップされ、より幻想的。

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約8km 国道223号 約15分

4:霧島神宮

スポット情報
創建は6世紀半ばと古く、当初は高千穂峰と御鉢(噴火口)との中間にあった。噴火による幾度かの移設を経てこの場所へ。現在の社殿は正徳5年(1715)に第21代当主・島津吉貴の寄進により再建された。鮮やかな朱塗りの建物や凝った装飾の美しさは必見。平成元年(1989)には国の重要文化財の指定も受けている。樹齢800年の御神木、亀のような形をした亀石など、見どころも多い。坂本龍馬とお龍も、高千穂峰登頂後に参拝に訪れている。

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約20km 国道223号、県道1号 約40分

5:えびの高原

スポット情報
宮崎と鹿児島の県境に位置する、標高1200mの高原。韓国岳[からくにだけ]や甑岳[こしきだけ]を望み、白紫池[びゃくしいけ]・六観音御池・不動池・大浪池と4つの火口湖をもつ。春から夏にかけてはミヤマキリシマやノカイドウ、秋はススキの群生や山を染めあげる紅葉、冬は樹氷と、四季折々にみごとな景観を見せる。ハイキングを楽しむなら、えびの高原散策コース(30分)、えびの岳(約1時間)。えびのエコミュージアムセンターではえびの高原の情報を提供。

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約7km 県道30号 約18分

6:白鳥温泉上湯

スポット情報
標高800m、えびの市街地を一望できる露天風呂と全国でも珍しい天然蒸気風呂を楽しめる。この温泉には西郷隆盛が3カ月も滞在したとか。敷地内には食堂や宿泊施設も完備。

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約12km 県道30号、国道268号 約25分

7:えびのIC

ベストシーズン

春から夏にかけて、えびの高原では6月にミヤマキリシマが濃いピンクの花を咲かせ見頃を迎える。

標高が高い霧島は避暑地にもおすすめ。

一足早い秋が楽しめるのもこのルートの魅力。えびの高原では10月中旬~11月上旬に森の木々が染まり紅葉が楽しめる。

ドライブ情報

  • 冬場、えびの高原へ向かう県道1号は凍結することも。事前に交通情報をチェックしてからでかけよう。
  • 山岳地帯なのでルート全体を通してカーブが多い。道路幅の狭い箇所も。

問合せ先情報

  • 霧島市観光課 0995-45-5111
  • 霧島市観光協会 0995-78-2115
  • えびの市観光協会 0984-35-3838

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