リアスブルーラインを走り抜ける 宮城・松島ドライブルート

日本三景の一つ松島を愛で、むかし町登米へ

陸奥国一之宮の鹽竈神社を皮切りに、松島、リアスブルーライン経由で登米を目指すシーサイドルート。ドライブのハイライトは、日本三景の松島。瑞巌寺や五大堂はもちろん、海上から多島美をじっくりと楽しんでもいいし、10~3月なら名物のカキを味わってもいい。天気がよければ、松島四大観の一つ、大高森からの絶景もお見逃しなく。登米は藩政時代の武家屋敷や明治期築のハイカラな洋館が立ち並ぶ町。なかでも、当時の洋風学校建築を代表する教育資料館は必見だ。帰路は三陸道だが、東北道の築館ICや古川ICに向かう手もある。

ルートマップ:約4時間(約144km)

S:利府塩釜IC

約4km 県道3号、地方道、県道3号、地方道 約10分

1:鹽竈神社

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1200年以上もの歴史がある神社。現在の社殿は宝永元年(1704)に仙台藩主が寄進。

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約9km 地方道、国道45号 約20分

2:瑞巌寺

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天長5年(828)、慈覚大師によって創建されたと伝える。現在の建物は慶長14年(1609)、伊達家の菩提寺として政宗が5年の歳月をかけて完成させた。本堂庫裡は国宝、御成門、中門、太鼓塀は重要文化財。本堂は文化財修理のため平成28年(2016)春頃まで拝観停止だが、代わりに非公開であった庫裡内部、仮本堂、伊達政宗公正室愛姫霊廟を公開。

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約0.5km 松島公園駐車場利用 徒歩すぐ約6分

3:五大堂

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坂上田村麻呂が東征の際にお堂を建てたのが始まり。その後、慈覚大師が五大明王像を安置し、現在のお堂は慶長9年(1604)に伊達政宗が再建。お堂へは下の海が見える朱塗りの橋のすかし橋を渡って。

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約13km 国道45号、地方道、県道27号、地方道、県道27号 約25分

4:大高森

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松島を代表する四大観のひとつに数えられる人気スポット。約20分ほどで着く山頂展望台からは箱庭のような松島湾と広大な太平洋を望む360度の大パノラマが広がる。

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約94km 県道27号、県道60号、国道45号、国道398号、県道197号、国道45号、国道342号 約2時間35分

5:教育資料館

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明治21年(1888)築の尋常小学校を利用した資料館。洋風の造りでコの字型の木造2階建て、両端の六角形の昇降口や中央の白いバルコニーが特徴。教室では教科書などの教育資料の展示や、大正時代の授業風景を人形を使って再現している。昔の机や椅子に座ってみたり、オルガンを弾いてもOK。事務室では各種グッズの販売も。

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約24km 県道36号、地方道、三陸道、国道45号 約35分

6:河北IC

ベストシーズン

鹽竈神社は桜の名所としても人気がある。国の天然記念物に指定されている鹽竈ザクラをはじめ、ソメイヨシノやシダレザクラも見事。鹽竈ザクラは花期が遅く、4月下旬に開花する。5月10日は鹽竈ザクラの日で、桜湯が振る舞われる。

潮風が爽やかな夏には松島の遊覧船がおすすめ。様々なコースがあるので事前にチェックを。

松島は日本有数のカキの産地。一年を通じて味わえるが、旬は生ガキが食べられる10~3月。

2月の第1土・日曜には、「松島かき祭り」が松島海岸グリーン広場で、開催される。

ドライブ情報

  • 時間に余裕がないときは、大高森から三陸道経由で登米に向かってもいい。
  • 瑞巌寺や五大堂などへは、国道45号沿いの有料駐車場を利用。
  • 東北道~三陸道は仙台南部道路経由のほか、仙台北部道路経由も便利。

問合せ先情報

  • 塩竈市観光物産協会 022-364-1165
  • 松島観光協会 022-354-2618
  • 登米市観光物産協会 0220-52-4648

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