愛媛・高知の県境 姫鶴平、五段高原ドライブルート
壮大な風景の四国カルストと四国の山里で森林セラピーを実感
山口県の秋吉台、福岡県の平尾台とともに日本三大カルストのひとつである四国カルストの景観と自然を楽しみ、四国の山里梼原では森林セラピーでリラックスするデイリードライブ。まずは内子五十崎ICから大野ヶ原へ。集落はドリーネと呼ばれるすり鉢状の地形の中にあり、周辺ではのんびりと牛が草を食む。ここからは県道383号四国カルスト公園縦断線を走り、風力発電の風車が立つ姫鶴平、はるか遠くまで眺望抜群となる五段高原を経て天狗高原へカルスト台地を大きくカーブを描きながら走る。標高1485mの天狗の森を頂点に緩やかに起伏し、カーレンの散在する高原でゆっくりと森林セラピーを。カルスト風景を堪能したら同じく森林セラピー基地の梼原の里へ。自然体験施設の太郎川公園で、懐かしい田舎体験をして帰りたい。
ルートマップ:約4時間20分(約173km)
S:内子五十崎IC
約54km 県道32号、県道36号 約1時間21分
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1:大野ヶ原
スポット情報
大野ヶ原は、愛媛県と高知県の県境に広がる四国カルストの一角に位置するカルスト地形の高原。総面積約740ha、標高約1100mの石灰岩台で、地姫鶴平や五段高原、天狗高原に比べて標高が低く、ドリーネとよばれるカルスト地形特有の窪地や、草原に突出した石灰岩の奇岩がよく見られることでも有名だ。高台に広がる源氏ヶ駄馬からの眺望がおすすめ。森林浴スポットとして人気のブナの原生林までは往復で1時間。民家や牛舎、サイロなどが立ち、ペンションや喫茶店もある。
約12km 県道36号、県道383号 約18分
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2:姫鶴平
スポット情報
四国カルストの中心部に位置するなだらかな丘陵地。風力発電の風車や、見渡す限りの牧草地で草を食む牛が牧歌的な風景が印象的。宿泊や食事に利用できる「姫鶴莊」(4~11月営業)ではバーベキューが人気。キャンプ場もあり、駐車場から五段高原の方角のカルスト台地の眺めは壮観。
約2km 県道383号 約3分
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3:五段高原
スポット情報
愛媛県の久万高原町と西予市野村町、高知県の津野町にまたがって広がる高原。羊の群れのように石灰岩が並ぶカレンフェルトやドリーネと呼ばれる窪地など、カルスト特有の景色が多く見られる絶好のビュースポット。眺望がよく、四国の連山を一望できる。ゆるやかな傾斜地なので、ハイキングを楽しむのもおすすめ。
約3km 県道383号 約4分
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4:天狗高原
スポット情報
四国カルストの東端に位置し、標高1485mと四国カルストの中で最も標高が高い天狗の森のふもとに広がる。春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉が楽しめる。遊歩道が難易度別に整備されており、ハイキングにおすすめ。カルスト学習館(入館無料、10~16時、月曜、祝日の場合は翌日)ものぞいてみよう。
約27.8km 県道383号、県道48号、国道439号、国道197号 約41分
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5:太郎川公園
スポット情報
幕末に坂本龍馬が通ったという脱藩の道が今も残る梼原。国道197号線沿いの緑溢れ広いには、きつつき学習館を中心に鳥の森やフィールドアスレチック、キャンプ場などが整備され、昔の田舎の生活が体験できる茶堂や水車小屋などが点在。草葺きの民家「くさぶき」では地そば粉を使って作るそば定食や脱藩定食などが味わえる。
約74km 国道440号、国道33号 約1時間51分
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6:松山IC
ベストシーズン
カルスト台地の春は4月以降。5月にはニホンアナグマやキジなどの姿もよく見られるように。
夏は草に覆われた緑の絨毯に白い石灰岩が点在し、放牧の牛たちの牧歌的な風景がのどか。
秋は一面のススキのたなびく野原に。
標高の高い天狗高原は、12~2月にかけて雪に覆われ、高知県唯一のスキー場が開設する。高原ふれあいの家天狗荘ではスキーのレンタルも。
ドライブ情報
- 天狗高原~大野ヶ原間約20kmの県道383号は、尾根上を走る「雲の上のツーリングコース」といわれ、バイク愛好者の人気の道。接触事故のないよう気を付けたい。
- 天狗高原から梼原村の太郎川公園へは東津野城川林道経由でもOK。1.5車線だが舗装状態もいい。
- 天狗高原付近は夏休みは渋滞することもあり、ところによって道路幅が1.5車線のためすれ違いが難しい。カーブが多いので対向車に注意し、スピードは控えめに。
- 12月には積雪があるのでスタッドレスかチェーンを用意しておこう。スリップに注意を。
問合せ先情報
- 西予市観光協会0894-62-6437(西予市商工観光課内)
- 久万高原町観光協会 0892-21-1192
- 梼原町産業振興課0889-65-1250
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※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。
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