岩手・盛岡から三陸海岸、遠野、花巻を巡るドライブルート

​​​​見事な海岸美に感嘆し、遠野で物語の世界に親しむ

美しい景観に恵まれた三陸海岸、古き良き民話の里である遠野。それぞれの魅力を味わうなら、まずは盛岡駅から東へ進み、三陸海岸を目指そう。途中、幻想的な地底湖で有名な龍泉洞にもぜひ立ち寄りたい。海岸部に出たら北山崎展望台から浄土ヶ浜へ。海岸線沿いに国道45号を南下すればリアス式海岸特有の景観が続く。そこから再び内陸部に入っていけば、遠野に到着。伝承園など『遠野物語』の舞台を巡ろう。

ルートマップ:約9時間8分 (約326km)

S:盛岡IC

約90km 国道46号、国道4号、国道455号、県道7号 約160分

1:龍泉洞

スポット情報
岩泉町の北西2km。標高604mの宇霊羅[うれいら]山の東麓に洞口をもつ、日本有数の鍾乳洞。洞内は既に知られている所だけでも4088mあり、その内見学コースは約700m。途中の約270段の階段を登ると展望台へ行ける。洞窟の奥からは清水が湧出。ドラゴンブルーの地底湖は神秘的な美しさだ。所要30~40分。

スポット情報はこちら

約51km 県道7号、国道455号、国道45号、県道44号 約88分

2:北山崎展望台

スポット情報
高さ200mの断崖が連なる、三陸海岸を代表する景勝地。展望台からは大海原と、迫力あふれる断崖を眺めることができる。隣接して北山崎ビジターセンターがあり、周辺の動植物や四季を学べるほか、貝殻などを使ったクラフト体験も楽しめる。

スポット情報はこちら

約74km 県道44号、国道45号、県道248号 約120分

3:浄土ヶ浜

スポット情報
宮古湾に突き出た半島北側の景勝地、国指定名勝「浄土ヶ浜」。約300年前に霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と称えたことが由来。頂に赤松の緑をのせた白い流紋岩の奇岩群が海上に連なる浄土ヶ浜の光景は、波が穏やかな入江の青と相まって、ダイナミックながらも日本庭園のような美しさを醸し出している。環境省「日本の快水浴場百選」に選定され、レストハウスも完備。ビジターセンターや遊歩道、5つの展望台などがある。遊覧船「宮古うみねこ丸」が、魅力を発信している。

スポット情報はこちら

約101km 県道248号、国道45号、国道283号、国道340号 約165分

4:伝承園

スポット情報
遠野地方の農家の生活形態を再現し、重要文化財の菊池家曲り家、柳田國男に昔話を話した佐々木喜善[きぜん]に関する資料館などがある。御蚕神堂[おしらどう]には、1000体のオシラサマが祀られている。郷土料理を堪能できる御食事処も完備。その他、カッパグッズや遠野の名物が買える土産屋もある。

スポット情報はこちら

約10km 国道340号、国道283号、県道238号 約15分

5:遠野IC

ベストシーズン

4月下旬から5月初旬には遠野を流れる猿ヶ石川沿いの桜並木が開花。また、同じころJR綾織駅周辺では一面に開花したシバザクラのじゅうたんが見られる。

7月になると木々の緑が濃くなる。また、夏の三陸海岸は空の抜けるような青がすがすがしい。

9月下旬には内陸から海岸にかけて木々が色づき始め、鵜の巣断崖などの絶景スポットも紅葉に彩られる。

2月には宮古で毛ガニまつりも行われる三陸の毛ガニ。12~3月に水揚げされる毛ガニは身もたっぷりだ。

ドライブ情報

  • 国道455号はカーブが多い箇所や道が細くなっている箇所がある。
  • 沿岸部は震災の影響で道路整備を行っているところがあるので注意を。
  • 遠野から花巻へ続く国道283号は起伏も少なく走りやすい。

ドライブルートの確認

問合せ先情報

  • 盛岡観光コンベンション協会 019-604-3305
  • 宮古市商業観光課 0193-68-9091
  • 遠野市観光協会0198-62-1333
  • 花巻観光協会 0198-29-4522

Copyright (C) 2017 JTB Publishing, Inc. All Rights Reserved.
※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。

MORIZO on the Road