島根・津和野 歴史ある建物、街並みを楽しむドライブルート

どこか懐かしい津和野を歩き、渓谷美に癒される​​​​​​​​

山陰の小京都として、むかし町の名残を止める津和野。ひと山越せば山口という県境の町は、古くから交通の要衝地として栄えた。殿町通りには白壁の家並みが続き、掘割には錦鯉が優雅に泳ぐ。キリシタン殉教の悲劇を伝える乙女峠マリア聖堂や、津和野カトリック教会、森鷗外記念館・旧宅など見どころも多い。津和野からは国道9号を走り県境を越え、山口県を代表する絶景の地、長門峡へ。

ルートマップ:約3時間25分 (約100km)

S:六日市IC

国道187号、県道3号、一般道 約35km 約1時間15分

1:乙女峠マリア聖堂

スポット情報
津和野駅の西、乙女峠に立つ小さな聖堂。明治元年(1866)新政府はキリスト教を禁じ、長崎県浦上の隠れキリシタン3400人余を全国22ヵ所に流罪とし、拷問により改宗を強制した。このうち153人が乙女峠の光琳寺[こうりんじ]跡に収容され、37人が殉教した。彼らの霊を慰めるため、昭和23年(1948)にドイツ人神父ネーベルが建てたのがこの聖堂。堂内には殉教者を描いたステンドグラスがはめこまれている。5月3日には乙女峠まつりが行われる。

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一般道 約35km 約1時間15分

2:津和野カトリック教会

スポット情報
イエス・キリストの福音を伝えるために昭和6年(1931)、ドイツ人シェーファー神父が建てた教会。重厚なゴシック建築だが、礼拝堂内部は教会には珍しい畳敷きで、色鮮やかなステンドグラスが印象的だ。隣接する乙女峠展示室では、カトリックの殉教に関する歴史資料を展示している。また、明治初期浦上キリシタンの殉教地「乙女峠」にも美しい記念のマリア聖堂がある。

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徒歩すぐ

3:殿町通り

スポット情報
通りに沿って美しい白壁・なまこ塀や武家屋敷が立ち並ぶ、藩政時代の武家屋敷町。掘割りには花菖蒲が植えられ、鯉が優雅に泳ぐ。

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一般道 約1km 約3分

4:森鷗外旧宅

スポット情報
鷗外が10歳まで過ごした旧宅。隣は記念館。遺品や直筆原稿などを展示。

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国道9号 約30km 約1時間

5:長門峡

スポット情報
川の水に侵食されてできた渓谷で、切り立った崖が両岸から迫り、奇岩や滝、深淵など独特の景観が広がる。渓谷に沿って、片道約5.5kmの遊歩道が整備されており、水辺の風景や瀬音を楽しみながら散策できる。新緑や紅葉の季節の美しさは格別。国の名勝に指定。

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国道489号 約33km 約1時間5分

6:徳地IC

ベストシーズン

津和野・永太院のしだれ桜と川沿いの桜並木。

長門峡を流れる阿武川のアユは長門峡名物。

清流の水面が赤く染まる長門峡の紅葉。

ドライブ情報

  • 国道489号の大原湖右岸には600余本の桜が植えられ、春は華やかな“花見ロード”になる。
  • 津和野の太皷谷稲荷神社初詣時は交通規制あり。

問合せ先情報

  • 津和野町観光協会 0856-72-1771
  • 長門峡観光協会 083-955-0115

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