愛媛、海沿いを行く観光におすすめのドライブルート

愛媛 絶景巡りルート​​​​​​​​

松山市の中央に立つ松山城は、天守閣から目指す佐田岬半島を一望できる展望スポット。旅はここから始めよう。市内にはお土産どころや地元ならではの味も揃っているので、「愛媛らしさ」を求めるなら、ここで少々寄り道を。市街地を抜け国道378号線に入ると、「夕やけこやけロード」の起点が見えて来る。ここから約20kmは、西側に伊予灘が広がるシーサイドライン。 コンビニなどは少ないので、休憩は早めに取るのがベターだ。大洲の長浜大橋を渡り、256号線に入るとメロディライン。 カーブを曲がる度に現れる伊予灘、宇和海は絶景のひとこと。 目的地の灯台付近は道が狭い難所。運転は慎重に。

ルートマップ:約3時間39分(約112.1km)

S:松山城

スポット情報
松山市の真ん中にありながら、観光スポットの穴場?的存在の松山城。まずは、ロープウェーで長者が平へ。春には桜が満開となる公園の向こうには、漆黒の城が見えて来る。実は、全国各地に城はあれど、江戸時代以前に建てられた天守が残っているのはなんと12カ所のみ。松山城はその「現存12天守」のうち、地上約20mを誇る最も高さのある城なんだって!中に入って狭い階段にドキドキしながら突き進むと、「甲冑体験コーナー」発見!鎧だけではなく、兜やすね当てなどの小物まで揃っており、本格的な武将気分が味わえた。目指す大天守にのぼると、松山市内と瀬戸内の海が目の前に広がる絶景が。天気の良い日には、今回の旅の目的地である佐田岬もほんのりと影が見える。ちなみに、この松山城には初代城主・加藤嘉明にちなんだゆるキャラ「よしあきくん」がいるのだけど、人気であちこちのイベントに引っ張りだこ、城で会えたらラッキーかも。

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国道56号 約14.3km 約29分

1:五色姫海浜公園

スポット情報
「平家の5人の姫たちが海に身を投げて五色の石になった」という伝説から名付けられた五色姫海浜公園。公園の中央には、伝説にちなんだ五色の石がある。岩の向こうには美しいコバルトブルーの海、そしてその向こうに見える島々。なんとも美しいコントラストだ。秋から春先にかけては、人も少なく格好のデートスポットだが、夏になると一転、近郊随一の海水浴場としてたくさんの人で賑わうのだそう。また、こちらのビーチは、ビーチバレー会場としても有名なので運が良ければビーチエンジェルに出会えるかも!?公園の近くには、海を守る五色浜神社があり、3月の下旬には、「五色姫復活祭」が開催される。神社を中心に街中を当時の衣裳に身を包んだ五色姫がパレードするこの日、街のあちこちでは「ねがい石」が配られる。祈願成就のパワーストーン、手に入れたいならWEBサイトで「五色姫復活祭」を検索し、事前の確認を。

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国道378号 約11.2km 約24分

2:ふたみシーサイド公園

スポット情報
ドライブをしていると気づくけれども、夕やけこやけロードはそのほとんどが岩礁。そのため、人口浜のこの公園は、海に出られる数少ないポイントでもある。夏には海水浴客で賑わうこのビーチは、「恋人たちの聖地」にも認定されている。恋人岬の付け根部分にある「願い石」は、ふたつの手形に二人がそっと手を押し当てて夕日に向かって祈ると願いが叶うと言われているのだとか。ほかにも、夕日の観覧席や幸せの鐘など、恋人たちのためのスポットが作られており、なんだかちょっと照れくさくなるほどロマンチック。もちろん、家族や友達と来たって、「日本の夕陽百選」の夕日の美しさを眺めていると、なんだか心の奥が子どもの頃にかえったような気がして来る。ちなみに、浜の中央にある夕日のシンボルは、春分・秋分の日頃には、中央の穴を夕日が通るように作られている。この時期に写真が撮れたら大ラッキーだ。

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国道378号 約17.9km 約35分

3:長浜大橋

スポット情報
夕やけこやけラインが肱川にさしかかったら、手前を山側に曲がって長浜大橋へ。橋桁が赤く塗られていることから、地元では「赤橋」とも呼ばれているこの橋は、1935年に作られた日本で最古の「はね橋」。国の登録有形文化財であり、2009年には「近代化産業遺産」という何やらすごそうな称号ももらっているのだとか。ちなみに、この橋はちょっとレトロで狭いため、大型車で渡るとなるとちょっとギリギリ。ここは近くの緑地公園に車を停めて、徒歩でのんびり渡ってみる方が、この橋の風情をしみじみと味わうことができる。もともと木材などを運ぶ船が通る際に跳ね上がった橋は、今もなお現役で橋を跳ね上げることができる。確実にその様子を見たいなら、毎週日曜日の13時の点検開閉の時間を狙おう。跳ね橋の様子をより良く見たいなら、橋の南側に陣取るのがオススメだ。

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国道197号 約41km 約77分

4:しらすパーク

スポット情報
メロディラインの「赤鬼」の看板に誘われるように、川乃浜へ。めざすしらすパークは、2010年にできたばかりの観光スポットだ。お目当ては、2階のしらす食堂の「しらす丼」。釜揚げしらす丼はなんと500円!ご当地ならではの、ぷりっぷりの生しらす丼は700円というリーズナブルにびっくり。お吸い物には地元の海士(あまし)さんが海に潜って獲った貴重な天然ワカメを具材に合わせるなど、「地の幸」にこだわった心遣いが嬉しい。「目の前の浜で獲れたしらすを、そのまま乗せたまかないメシですよ」と謙遜するが、獲れたてでしか味わえないふんわりとした甘さと香味は他では味わえない貴重な味だ。3階では、毎日水揚げされるしらすを加工している様子をガラス越しに見学できる。「実は、ウチは3代続いた漁師の家。ここから全国にしらすを届けているんですよ」と副社長の福島さん。帰りには1階のお土産コーナーで「福島さんちのしらす」を買って帰ろう。

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国道256号 約28.1km 約60分

5:佐田岬灯台

スポット情報
旅の目的地は、四国最西端のこの灯台。三崎町からの道はかなり狭く、運転にはテクニックが必要だが、カーブを曲がる度に美しい海が現れる楽しいルートでもある。灯台までは駐車場から1.8km。遊歩道はしっかりと整備されているが、アップダウンがかなりあるので、歩きやすい靴ででかけよう。途中にある自動販売機は、灯台までのだいたいの中間地点なので、体力の目安にするといいかも。ちょっと息を切らしながら、そびえ立つ白亜の灯台に到着すると、目の前に広がるのは豊後水道の青い海!空と海とが溶け合うような、青い蒼い一面の「青」は感動のひと言だ。晴れた日には、海の向こうに九州が見える。もちろん、夕暮れ時には灯台の向こうに沈む夕日という映画さながらの超ロマンティックなシーンを堪能するのもオススメ。夏休みには近くにキャンプ場も営業している。

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ドライブ情報

  • 愛媛県の西端、佐田岬灯台を目指すルートは、伊予灘を眺めながら走れる爽快ライン。さぁ、シーサイドドライブを楽しもう。