日本一標高の高い野辺山駅を目指す 軽井沢・清里おすすめドライブルート

高原列車と走りを楽しみ、二大高原リゾートでたっぷり遊ぼう!​​​​​

JR小海線に沿って高原列車とともに快適な走りを楽しみ、清里、軽井沢の2つの高原リゾートを訪ねるコース。須玉ICから清里までは、清里ラインの愛称をもつ国道141号の緩いカーブを上って行く。最初に訪れる萌木の村は、清里を代表する観光スポットのひとつ。緑の木立の中に点在するオルゴールの博物館やカフェ、ショップなどを巡って散策を。野辺山高原でJR小海線上にあるJR鉄道最高地点に立ち寄ったら、さらに佐久へと伸びる国道141号(佐久甲州街道)を八ヶ岳の美しい山容を眺めながら、JR小海線とともに北上。途中、静かな松原湖でしばし休憩を。佐久平を快適なドライブで走り抜けたら国道18号に入る。旧追分宿の信濃追分では、最初に追分宿郷土館の見学を。軽井沢の雲場池で湖畔一周したら、旧軽銀座と呼ばれる旧軽井沢銀座通りへ。旧軽ロータリーそばの町営駐車場などを利用して、日本聖公会 軽井沢ショー記念礼拝堂まで歩き、ショッピングやカフェでハイソな雰囲気を楽しもう。

ルートマップ:約3時間35分(約112km)

S:須玉IC

約19.5km 国道141号(清里ライン) 約30分

1:萌木の村

スポット情報

無農薬、無化学肥料でつくられたナチュラルガーデンを中心に、敷地面積約1万坪の中に、ホテル、レストラン、クラフトビール醸造所、メリーゴーラウンド、体験工房、オルゴール博物館などが点在している。「ナチュラルガーデンズMOEGI」と名付けたガーデンは、植物だけではなく、昆虫、爬虫類等、あらゆる生き物が共生する空間を作り上げている。清らかな空気の中、色とりどりの花々に囲まれた非日常を楽しもう。

スポット情報はこちら

約4.2km 国道141号(清里ライン) 約7分

2:JR鉄道最高地点の碑

スポット情報

野辺山高原の代表的な記念撮影スポット。山間を縫うように走るJR小海線は、JRの路線のなかでも標高の一番高い1375mの地点を通過する。このポイントは、清里駅と野辺山駅の中間地点の旧国道と交差する踏切にあたり、そばには最高地点を示す木製の標柱が立ち、線路をはさんで反対側にも日本鉄道最高地点の石碑がある。周辺には、食事処、高原野菜などを販売する直売店もある。最寄りの野辺山駅は標高1345mに位置するJR最高所の駅で、記念に入場券150円を購入する観光客も多い。

スポット情報はこちら

約22km 国道141号(清里ライン)、県道480号 約30分

3:松原湖

スポット情報

松原湖は八ケ岳連峰の天狗岳[てんぐだけ]の噴火でできた大小10あまりの湖沼の総称。一般に松原湖とよばれているのは最も大きい猪名湖[いなこ]で、ほかに長湖[ちょうこ]や大月湖[おおつきこ]などがある。湖畔には1周約45分で歩ける遊歩道があり、夏はキャンプやハイキング、ボート、サイクリングを楽しむ人で賑わう。湖面が全面氷結する12月下旬~3月上旬までは、ワカサギの穴釣りも楽しめる。北風小僧の寒太郎のモチーフとなった湖でもある。

スポット情報はこちら

約42km 県道480号、国道141号(清里ライン)、県道44号、県道9号、国道18号 約78分

4:追分宿

スポット情報

江戸時代、浅間根腰の三宿とよばれた軽井沢、沓掛、追分の3つの宿場の1つで、中山道と北国街道の分岐点「分去れ」には7つの石造物が建ち、今も江戸時代のまま残されている。浅間神社本殿は軽井沢町内最古の建築物で、境内には芭蕉の句碑などがある。近くには追分宿郷土館、追分宿の中ほどには堀辰雄文学記念館もある。

スポット情報はこちら

約7.5km 国道18号、一般道 約15分

5:雲場池

スポット情報

川を堰き止めてつくられた人工池。以前は冬に真っ白な白鳥が訪れたことから、軽井沢を訪れた外国人たちに「スワンレイク」の愛称で親しまれていた。池の周囲には、モミジなどの林を縫って一周25分ほどの遊歩道があり、5月はショウブ、7~9月には水辺の植物と水鳥が観察できる絶好の散策コースとなっている。10月中旬頃からの紅葉もすばらしい。

スポット情報はこちら

約1.5km 一般道 約5分

6:旧軽銀座

スポット情報

旧軽銀座で親しまれる旧軽井沢銀座通り(旧軽メインストリート)は、旧軽ロータリーからつるや旅館までをつなぐ、軽井沢を代表するショッピングストリート。江戸時代に多くの旅人が行き交った旧中山道でもある。明治時代には外国人避暑客がよく利用していたという約800mの旧軽銀座には、ジョン・レノンも足繁く通ったベーカリーなど、明治創業の老舗からニューオープンの店まで、約200店舗が軒を連ねる。通り中央にある軽井沢観光会館では、軽井沢に関する情報の提供や宿泊施設の紹介などの観光案内をしてくれる。

スポット情報はこちら

約1.5km 県道133号、徒歩往復約20分 約20分

7:軽井沢ショー記念礼拝堂

スポット情報

軽井沢開発の父といわれるカナダ人宣教師A・C・ショーが、明治19年(1886)最初の夏を過ごし、布教活動の拠点とした軽井沢最古の教会。静かな佇まいの教会の庭には、ショーの胸像と記念碑が立っている。彼が建てた軽井沢の別荘第1号は現在教会の裏手に復元。ショーハウス記念館(料金:無料、時間:9~17時、休み:木曜、11~3月、問合先:軽井沢町教育委員会)として見学できる。

スポット情報はこちら

約14km 県道133号、国道18号、県道43号、県道92号 約30分

8:碓氷軽井沢IC

ベストシーズン

4月下旬~5月上旬には、国道141号沿いの道の駅南きよさとがある山あいに、約500匹の鯉のぼりが泳ぐ。道の駅南きよさとを会場に5月5日にはイベントいっぱいの「長沢鯉のぼり祭り」も。清里周辺のヤマザクラは、標高差によって4月下旬~5月上旬に咲き、新緑は5月下旬から。軽井沢周辺のゴルフ場は4月にオープンする。

清里、軽井沢ともに、避暑地として大勢の人々が訪れる夏は、ハイキングや野外でのカフェタイムが格別だ。旧軽銀座のショップも全店がオープンする。

軽井沢の紅葉の名所といったら雲場池。朱色に染まるカエデ、黄金色に染まるカラマツなどが池を彩る。見頃は10月中旬~11月上旬。

12月には「ホワイトクリスマス イン 軽井沢」、2月に「バレンタイン イン 軽井沢」のイベントが開催。矢ヶ崎公園をメイン会場にイルミネーションや花火で賑やかに。松原湖の氷上のワカサギ釣りは、12月下旬~3月上旬だ。

ドライブ情報

  • 須玉ICからの国道141号の清里ラインは、ところどころ道が狭くカーブも多いが走りやすい道。長い上りが続くので、スピードを出して来る対向車に注意を。
  • 松原湖は国道141号からそれるが、湖の拠点となる小海町観光案内所(松原湖観光案内所)までわずかな距離なので休憩に立ち寄ろう。
  • 清里も軽井沢も、12~3月頃は、積雪や路面凍結があるのでスタッドレスタイヤが基本。
  • JR軽井沢駅や“旧軽銀座”の愛称をもつ旧軽井沢銀座通り周辺の駐車場は約20カ所。いずれも有料。町営旧軽井沢駐車場以外は夏季割高に。町営は時間制なので長時間とめると高くなる。混雑期は、雲場池に車を止めて歩くのもいい。軽井沢駅や旧軽銀座の周辺でレンタサイクルを借りるのも手。
  • 旧軽井沢銀座通りや軽井沢駅から伸びる軽井沢本通りは、GWや夏期には一般車両通行止めなどの交通規制がある。出発前に必ずチェックしておこう。

ドライブルートの確認

問合せ先情報

  • 清里駅前観光総合案内所「あおぞら」 0551-48-2179
  • 小海町観光案内所(松原湖観光案内所) 0267-93-2005
  • 軽井沢観光会館 0267-42-5538

Copyright (C) 2017 JTB Publishing, Inc. All Rights Reserved.
※取材時の情報のため、内容が変更になっている場合があります。お出かけ前にはご確認いただけますようお願いいたします。