本栖湖周辺のおすすめ観光ドライブルート

2015.09.28 09:50

心洗われる自然景観と心の聖地・身延山を訪ねる

一宮御坂ICを出て国道１３７号、県道をすすむと３０分ほどで芦川渓谷へ。ここから県道７１９号でさらに南下していくと、若彦トンネルをくぐり河口湖で湖北ビューラインと呼ばれる県道21号で西湖畔を抜けて本栖湖へ。深い水色の本栖湖畔で富士山を眺めたら、本栖みちの国道300号を身延へと移動しよう。JR身延線にぶつかればすぐそこは信玄の隠湯のひとつである下部温泉だ。身延山へは富士川を渡った先の国道52号の身延道を南へ。身延トンネルの手前で左折し、県道804号に出る。久遠寺の境内は広大。本堂そばの駐車場に車を止めて参拝を。本堂裏手の身延山ロープウェイで奥の院思親閣のある標高1153mの身延山山頂へ。久遠寺山内はもちろん富士山や八ヶ岳まで見渡す眺望を楽しもう。元気があるなら、山頂から本堂まで、下り表参道コース（片道5km、徒歩約1時間30分）を歩くのもいい。

ルートマップ：約2時間30分（約103km）

S：一宮御坂IC

約19km 国道137号、県道305号、県道36号約28分

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1：芦川渓谷

スポット情報
精進湖の北に位置し、標高1793mの黒岳から流れる全長約25kmの渓谷。水が澄んでいるのでヤマメやイワナなどが釣れる。野草が群生する場所も。紅葉の名所で、秋には紅葉と清流のコントラストが美しく、見頃は例年10月下旬～11月上旬。

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約20km 県道36号、国道358号、国道139号、国道300号約30分

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2：本栖湖

スポット情報
富士五湖の西のはずれにあり、周囲12km、面積4.7平方km、最大水深122m。北岸は富士の好展望地で、ここからの景色は千円札のデザインに採用されている。五湖の中では観光開発がそれほど進んでおらず、特に西岸は手付かずの自然が守られている。最近は北西岸あたりでウインドサーフィンやカヌーなどを楽しむ若者の姿が多い。

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約33.5km 国道300号、国道52号、県道804号約50分

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3：身延山久遠寺

スポット情報
日蓮宗の総本山。文永11年(1274)に日蓮聖人が山中に庵を構えたのが始まりで、後の文明6年(1474)に日朝上人が大伽藍を現在の地に移転。門前通りから巨大な三門を抜けて境内に入り、287段の石段・菩提梯を上りつめた山の中腹に豪壮な堂宇が立ち並ぶ。ほとんどが明治の大火後の再建だが、格式を感じさせる建物ばかり。平成20年(2008)には五重塔が復元建立。大本堂横からロープウェイで上がった身延山頂は日蓮が父母を偲び、ふるさと南房総の方向を眺めるため登頂した場所。手植えのスギと伝わる巨木が林を作り、富士山・駿河湾の眺めも楽しめる。祖師堂前の樹齢約400年のシダレ桜も見事だ。

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約26.5km 県道804号、県道805号、国道52号約40分

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4：増穂IC

ベストシーズン

身延山は桜の名所として有名。特に久遠寺境内の樹齢400年を超える2本のしだれ桜は見事。3月下旬～4月上旬が開花期。

芦川渓谷では川遊びやイワナ、ヤマメの渓流釣りも人気。解禁は3～9月。5月下旬～6月上旬には芦川渓谷の奥、黒岳の麓のすずらん群生地でスズランヶ可憐な花を咲かせる。

カエデ、ナラ、ウルシ、クヌギなどの木々が紅葉する芦川渓谷は、10月下旬～11月上旬が見頃。身延山の紅葉は身延山ロープウェイから見るのもおすすめだ。

12月下旬から元旦にかけて、本栖湖畔から見る富士山頂に昇るダイヤモンド富士の光景は感動もの。

ドライブ情報

芦川渓谷～精進湖間の国道358号の精進ブルーラインはカーブの多い峠道なのであわてずに走ろう。
「本栖みち」の愛称で親しまれる国道300号は、本栖湖から国道52号へ至る道路で、標高差があり、本栖湖から中之倉トンネルを出たあたりからヘアピンカーブの連続。ただ、その先中ノ倉からは道路整備がなされ快適な走行ができる。
このエリアは冬期は積雪や凍結があるため、チェーンやスタッドレスが必要。
国道52号の走行では、身延トンネル手前で左折。県道9号から県道804号に出れば身延山へは道なりで。身延トンネルに入ってしまったら、小田船原の交差点で身延山へ向かうことになる。
身延山久遠寺の駐車場はいくつかあるが、本堂とロープウェイ駅に近い「株式会社せいしん身延山有料駐車場」が便利。どこも有料。桜の開花時は込み合うのでなるべく早い時間に行動を。