世界遺産に決定!「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群へドライブ 福岡県宗像市

2017年7月9日、第41回世界遺産委員会にて、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録が決定! これにより、日本の世界遺産は全部で21件となった。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群とは、「神宿る島」を崇拝する伝統が、古代東アジアの対外交流の中で発展し、継承されてきた貴重な遺産群のこと。沖ノ島の信仰を伝える宗像大社と古代祭祀を行った人々の古墳群からなっており、宗像大社沖津宮(沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩)、宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群の8資産で構成されている。
TOP写真は、宗像大社辺津宮の本殿・拝殿。

「宗像大社沖津宮遙拝所」は、厳格な禁忌により立ち入りが制限されている「沖ノ島」を遥拝するために設けられ、島そのものを御神体として拝む場所となっている。

「沖ノ島」は、5月27日の「現地大祭」のみ一般の人の参加が抽選にて許可されていたが、2018年より現地大祭の開催を取りやめることが決定したという。

大島の御嶽山の麓にあるのが「宗像大社中津宮」。大島の港から徒歩圏内。島の北側には「宗像大社沖津宮遙拝所」がある。

大島と沖ノ島へ続く海を望む「新原・奴山古墳群」。古代の豪族・宗像氏の墳墓群で、前方後円墳、円墳、方墳の計41基が現存している。

DATA
【世界文化遺産への登録に関する情報】
資産名:「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
構成資産:○宗像大社沖津宮(沖ノ島)(むなかたたいしゃおきつみや/おきのしま) ○小屋島(こやじま) ○御門柱(みかどばしら) ○天狗岩(てんぐいわ) ○宗像大社沖津宮遙拝所(むなかたたいしゃおきつみやようはいじょ) ○宗像大社中津宮(むなかたたいしゃなかつみや) ○宗像大社辺津宮(むなかたたいしゃへつみや) ○新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん)
決定時刻:2017年7月9日10時47分(日本時間7月9日17時47分)

スポット名称:宗像大社辺津宮
住所:福岡県宗像市田島2331
TEL:0940-62-1311(宗像大社代表)
アクセス:九州自動車道若宮ICより車で約20分、または 古賀ICより約25分
受付時間:9~17時(ご祈祷受付)
定休日:なし
駐車場:あり(無料)
URL:http://www.munakata-taisha.or.jp/
備考:宗像大社辺津宮は福岡県宗像市、新原・奴山古墳群は福岡県福津市にあり、車での訪問が可能。宗像大社沖津宮(沖ノ島)は立ち入り厳禁。小屋島、御門柱、天狗岩は岩礁のため立ち入り不可。宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮は福岡県宗像市大島にあり、神湊からフェリーでの渡航となる(予約にて車両の渡航も可能)。