自然が創り出す絶景に圧倒!熊野古道伊勢路の世界遺産へドライブ 三重県熊野市

熊野古道伊勢路には、世界遺産に登録されたスポットが点在している。江戸時代には、お伊勢参りの後に、伊勢路を通って熊野詣でに訪れることが盛んに行われていた。近年は、紀勢自動車道や熊野尾鷲道路が整備され、車でのアクセスが便利になっている。
世界遺産のひとつである「獅子巖(ししいわ)」は文字通り獅子の形をした奇岩で、その勇壮な姿は海に向かって吠えているかのよう。地盤の隆起と黒潮の侵食によってできたもので、高さ25m、周囲210mの迫力ある姿は絶景。国の天然記念物にも指定されている(TOP写真)。
「鬼ヶ城」、「花の窟(いわや)」、「七里御浜」などの世界遺産もすぐ近くなので、あわせてぜひ訪れたい。

地震により隆起した岩盤が波や風に侵食され、大小無数の洞窟や穴が造られた「鬼ヶ城」。

古代からの聖地「花の窟」は、白く輝く巨石を祀った神社。日本書紀に記されている事柄をそのまま再現した例大祭が、毎年2月2日と10月2日に行われる。

鬼ヶ城の南から三重県と和歌山県の県境にある熊野川の河口まで、七里(約21km)に渡って続く海岸。熊野詣での人々が歩いた参詣道でもある。

DATA
スポット名称:獅子巖(ししいわ)
住所:熊野市井戸町
TEL:0597-89-0100/熊野市観光協会
アクセス:熊野尾鷲道路熊野大泊ICより車で約5分。 ※獅子巖から鬼ヶ城へは車で約5分、花の窟と七里御浜は徒歩ですぐの距離にある。
営業日:入場自由
駐車場:なし ※専用の駐車場はないが、花の窟神社の駐車場や、JR熊野市駅周辺の駐車場を利用して徒歩で移動することが可能。