世界遺産~いろは坂を上り奥日光の手つかずの自然を訪ねる 栃木県日光市

東京方面から東北道経由で1時間30分ほど、日光は関東有数の人気観光エリアとして知られている。「日光の社寺」として世界遺産に登録されている歴史ある建物だけでなく、澄んだ水をたたえる中禅寺湖や個性ある大小の滝など、日光国立公園の景観美を楽しめる風光明媚な土地でもある。ドライブを楽しみながら自然と文化にふれる、日光への日帰りドライブコースを紹介しよう。

コースガイド

所要時間:約10時間
所要時間:約10時間

日光IC~沼田IC

スタートは川口JCT。東北自動車道を北上

首都圏と日光を最短距離で結ぶのは東北自動車道。平日でも川口JCTを朝8時には通過しておきたい。週末は日光での渋滞を考慮するともう少し早めに出発したほうが安心だ。東北自動車道を北上し、宇都宮ICで日光宇都宮道路に入り日光ICへ。ここから東照宮周辺の駐車場までは4km足らずだが、週末などには渋滞することが多い。

東照宮で徳川家康のお墓参り。新しくなった陽明門もお見逃しなく

日光を代表するみどころといえば日光東照宮。現在の社殿は、江戸三代将軍家光が偉大な祖父家康を祀るために建立したものだ。境内はみどころ満載で、神格化された家康公の墓所のほか、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿や眠り猫など動物の彫刻も見逃せない。2017年に大修理を終えた極彩色の陽明門をはじめ、境内いたるところに見られる国宝や重要文化財もチェックしておこう。見学の所要時間は日光東照宮だけなら1時間ほど。輪王寺など周辺の寺院も見学するなら2~3時間ほど見ておきたい。

鳥居越しに見る陽明門。人気の撮影スポットで人の姿が絶えることがない
鳥居越しに見る陽明門。人気の撮影スポットで人の姿が絶えることがない

日光東照宮
住所:栃木県日光市山内2301
TEL: 0288-54-0560
アクセス:日光宇都宮道路日光ICから車で約10分
拝観時間:8~17時(11~3月は~16時。受付は閉門30分前まで)
定休日:年中無休
拝観料:1300円(宝物館とのセット料金は2100円)
駐車場:周辺の有料駐車場を利用

いろは坂を上って華厳ノ滝へ。ワインディングロードを堪能する

世界遺産を満喫した後は、第二いろは坂を上って華厳ノ滝へ向かう。いろは坂には第一と第二があり、第二が上り専用で、第一が下り専用だ。各急カーブには「いろは歌」の文字が順に付けられており、第二いろは坂には下から順に「い」から「ね」までの20文字が、第一いろは坂には上から順に「な」から「ん」までの28文字が書かれたプレートが立っている。上りの第二いろは坂は明智平駐車場までが2車線の一方通行。その先にある明智第二トンネルを抜けると間もなく華厳ノ滝に到着する。

第二いろは坂の最初のカーブ。文字はもちろん、いろはの「い」
第二いろは坂の最初のカーブ。文字はもちろん、いろはの「い」
日本三大名瀑のひとつにも数えられている華厳ノ滝。間近で見るならエレベーターで滝つぼの前にある観瀑台へ。中禅寺湖から流れ出た水が高さ97mの岸壁を落下する景観は迫力満点だ。春の新緑や秋の紅葉だけでなく、小滝が凍る冬も美しい。
日本三大名瀑のひとつにも数えられている華厳ノ滝。間近で見るならエレベーターで滝つぼの前にある観瀑台へ。中禅寺湖から流れ出た水が高さ97mの岸壁を落下する景観は迫力満点だ。春の新緑や秋の紅葉だけでなく、小滝が凍る冬も美しい。

華厳ノ滝
住所:栃木県日光市中宮祠
電話:0288-55-0030  (華厳滝エレベーター)
アクセス:日光東照宮から車で約25分
営業時間:8~17時(12~2月は9時~16時30分。受付は運行終了30分前まで。季節・気象状況により変動あり)
定休日:年中無休(悪天候時は運休の場合あり)
料金:往復550円
駐車場:周辺の有料駐車場を利用

中禅寺湖畔を抜けて竜頭ノ滝へ。趣の異なる風情を楽しむ

華厳の滝から中禅寺湖まではわずか数100mほど。湖畔には食事処や土産店が点在するので、このあたりでランチを済ませるといいだろう。遊覧船やスワンボートなどもあるので、高原の湖の風景を満喫できる。湖畔を離れて少し坂を上ったところにあるのが日光三名瀑のひとつである竜頭ノ滝だ。男体山の噴火でできた溶岩の上を、幅10m、長さ210mに渡って流れ落ちる。ぼこぼことした階段状の流れと、岩によって2つに分かれた滝つぼが龍に似ていることからこの名が付いたという。

滝の東側は遊歩道になっており散策も楽しめる。ぼこぼこの流れは胴体のうろこ、滝壺は頭に見えなくもない
滝の東側は遊歩道になっており散策も楽しめる。ぼこぼこの流れは胴体のうろこ、滝壺は頭に見えなくもない

竜頭ノ滝
住所:栃木県日光市中宮祠
TEL: 0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:華厳ノ滝から車で約15分
駐車場:滝の上下4カ所にあり。無料

日本有数の湿原、戦場ヶ原から湯滝へ。奥日光の風景美を満喫

戦場ヶ原の名前の由来は、男体山の神と赤城山の神が戦った場所だったからだとか。湖が湿原になったもので面積は400ha。湿原としては日本有数の規模を誇る。湿原を取り囲むように自然研究路が設けられているので、時間があれば2時間ほどのハイキングを楽しむのもおすすめ。雰囲気を楽しむだけなら、三本松園地からすぐの戦場ヶ原展望台からの眺望を楽しもう。植物の種類が豊富で、野鳥が多いことでも知られている。

戦場ヶ原展望台からの風景(上)。白いワタスゲが見ごろの6月中旬~7月上旬ごろ(下)と、草紅葉が見られる9月下旬~10月上旬が特に人気だとか。
戦場ヶ原展望台からの風景(上)。白いワタスゲが見ごろの6月中旬~7月上旬ごろ(下)と、草紅葉が見られる9月下旬~10月上旬が特に人気だとか。

さらに北上すると湯ノ湖から流れ落ちる湯滝がある。高さ70m、長さは110mほどの滝で、湯川をせき止めた溶岩流の斜面を豪快に流れ落ちる姿が圧巻。滝壺近くに観瀑台があり、すぐ近くに有料の湯滝駐車場がある。滝の上部、湯ノ湖のほとりにある無料駐車場に車を停めて、滝の脇の遊歩道を降りてアクセスすることも可能だ。ただし、滝壺まで上り下りできるだけの時間と体力が必要。

観瀑台から湯滝を見上げる。湯ノ湖から流れ出る水の迫力に圧倒される
観瀑台から湯滝を見上げる。湯ノ湖から流れ出る水の迫力に圧倒される

戦場ヶ原(戦場ヶ原展望台)
住所:栃木県日光市中宮祠
電話:0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:竜頭ノ滝から車で約6分
駐車場:あり。無料

湯滝(ゆだき)
住所:栃木県日光市湯元
電話:0288-22-1525(日光市観光協会)
アクセス:戦場ヶ原展望台から車で約10分
駐車場:あり(湯滝駐車場1日500円)
備考:12月~4月中旬は路面状況により閉鎖の場合あり。問合せ:0288-62-2461((一財)自然公園財団日光支部)

帰路は群馬県側に抜けて関越自動車道で

湯滝から先は、来た道を引き返して帰るのもいいが、余力があるなら群馬県側に抜けてみよう。白根山麓の高原の風情や林間のワインディングロードなど、運転そのものも楽しめる。沼田ICから関越自動車道に乗れば、練馬ICまでは約130km、1時間30分ほどの道のりだ。旅の余韻に浸りながら安全運転で帰途につこう。

第二いろは坂を時速40km×【10倍速】で駆け上がってみた!

今回のコースで走った第二いろは坂。急カーブが連続する上り坂で、2車線の一方通行になっている。第二いろは坂のハイライトは上り口から明智平駐車場まで。ヘアピンカーブが連続する約7.3kmの走行の様子をどうぞ。

※記事内のデータは2019年7月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]

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