【漫画】エンジョイ! クルマくん 第10話「ダウトをさがせ!」
テレビで料理の味はいいのにお客さんが来てくれなくて困ってるお店に
コンサルタントの人が入り口のドアはああして窓はこうして…とアドバイスをして
みごとに繁盛店にする。というのをやってたんですが、ぼく、あれやりたい。
あれ、やりたい。コンサルタントの人のやってたあれ、やりたい。ぼくも。やりたいの。
なぜかというと、すごくできそうな気がしたからです。
この世には完全にお客さん目線になれる人とそうはなれない人がいて、どちらかと言えば自分は前者だと思ったのです。
いや、どちらかといえばじゃない。完全になれる。お客さん目線に。
イタコが口寄せするようにお客さんを自分に憑依させて、お店の入り口がどうなっていれば
気軽に入れるか、店内がどうなっていれば心から落ち着けるか、どんな接客ならまた来ようと思うか、
シミュレーションすることができる!
イマイチ実績がないから説得力ゼロなんですが、そういうことってあるじゃないですか。
できそうな気がしてしょうがないことってあるじゃないですか。
あれくらいなら自分にだってできるって思うときあるじゃないですか。
その気持ちってかなり大事にしていいと思うんですよ。
できるっていうイメージができるっていうのは、もう9割できたようなもんですよ。
大事なのはイメージですから。
そういうイメージがあるなら、もう絶対やったほうがいいですよ。ペロッとできますよきっと。
ぼくぐらい客観視できると客観性ないなぁと思う時が多くて
行きつけの整骨院がデジタルフォトフレームを受付に置いて
スタッフ同士で海外旅行に行った写真を延々流してるんですが、もう、ああいうのはダメですよ。
「知らんがな」ってお客さんである僕が見るたびに軽くツッコミいれるのがしんどいって、分かってほしいんですよ。
(小山健+ノオト)
■作者プロフィール

-
◇マンガ家・イラストレーター 小山 健
PROFILE/
雑誌・書籍・WEBなどでお仕事しています
単行本「手足をのばしてパタパタする」発売中だよ!
ブログ:http://mimachigai.exblog.jp
[ガズー編集部]







