東海学生最速決定戦 レポート

9月8日(火)に東海地区の大学生による「東海学生最速決定戦」が愛知県幸田サーキットで開催された。この大会は、東海地方の大学自動車部の交流を深めることと、若者が気軽に自動車に触れる機会を設けることを目的に行われている。

競技のルールは、Sタイヤが禁止されているものの、車種、排気量、過給機、駆動方式に制限なく、サーキットを3周走行した中のベストラップを競う。まさに‘最速’決定戦だ。参加者はフリー走行を6周し、その中で規定タイムをクリアした車両のみ決勝戦に出走する。

東海圏の6大学から36台の車両がエントリーし、競技が行われた。

「東海学生最速決定戦」の舞台は幸田サーキット
フリー走行で走行回数を重ねるごとにウエットコンディションのコツを掴み徐々にタイムをアップしていった

東海地区の強豪「愛知工業大学」が、1位・2位を独占!!

雨天という悪コンディションの中、フリー走行に参加した36台の車両の中、規定タイムをクリアしたのはわずか12台。この12台が決勝戦に出走。
決勝戦では、クラッシュによってフロントバンパーを失くしながらも力走した愛知工業大学の原大央君(日産・スカイラインECR33)が優勝。続いて、同じ愛知工業大学の山下祐生君(スバル・レガシィB4 BL5)が2位、名古屋大学の五十嵐悠君(トヨタ・ヴィッツNCP91)が3位に食い込んだ。

豪快に水しぶきを上げながら優勝を飾った原大央君(愛知工業大学)
コンディションの悪い中、山下祐生君(愛知工業大学)もスバル・レガシィB4で追い上げ見事に2位を獲得!
最速決定戦の表彰式。優勝した原大央君(愛知工業大学)左は2位の山下祐生君(愛知工業大学)、 右から二人目は3位の五十嵐悠君(名古屋大学)
フェアレディZ(大同大学 鈴木崇司君)
ヴィッツ(名古屋大学 五十嵐悠君)
MR-S(豊田工業大学 鎌上将成君)
RX-8 (豊田工業大学 藤松楽久君)
【名古屋大学】普段はジムカーナを中心に活動!
【大同大学】普段はダートトライアルやジムカーナ中心に活動!
【愛知工業大学】ジムカーナやダートトライアル、軽耐久に活動中!
【中日本自動車短期大学】2年間休部後、今年復活しジムカーナを中心に活動中!
【豊田工業大学】軽耐久シリーズをメインに参戦!
【名城大学】普段はジムカーナを中心に活動し全日本学生ジムカーナにも出場!

東海学生最速決定戦と併せて、軽自動車対象の660カップ、廉価なアジアンタイヤ又は国産のセカンドグレードスポーツタイヤを使用したアジアンタイヤカップも行われ、660カップはダイハツ・コペンで参加した浜地正裕君(愛知工業大学)が優勝、中村昴貴君(名城大学、マツダ・キャロル)が2位、助村諒君(豊田工業大学、スズキ・アルトワークス)が3位となった。

アジアンタイヤカップは、横井俊祐君(名城大学、日産180SX)が優勝、伊藤優太君(名城大学、トヨタMR2)が2位、稲垣篤季君(中日本自動車短期大学、日産マーチ)が3位となった。

同時開催の660カップ。ダイハツ・コペンで参加した浜地正裕君(愛知工業大学)が優勝!
660カップ表彰式。左から2位の中村昴貴君(名城大学)、優勝の浜地正裕君(愛知工業大学)、3位の助村諒君(豊田工業大学)
アジアンタイヤカップは、横井俊祐君(名城大学)が日産180SXで優勝!
アジアンタイヤカップ表彰式。左から2位の伊藤優太君(名城大学)、優勝の横井俊祐君(名城大学)、3位の稲垣篤季君(中日本自動車短期大学)
表彰式の後は、スポンサー提供のグッズ争奪のじゃんけん大会も開催され盛り上がった

終日悪天候の中での開催ではあったが、豊田工業大学、愛知工業大学、名古屋大学、大同大学、名城大学、中日本自動車短大の東海地区の6大学から40~50名の大学生が参加し、大いに盛り上がった大会であった。

[ガズー編集部]

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