ラリードライバーの新井敏弘選手もゲストで登場!北陸で開催の学生ジムカーナ大会

8月9日(火)にテクニカルグラウンドR-SPEC柿崎(新潟県上越市)にて開催された関東甲信越及び北陸地方の学生ジムカーナ大会「関東甲信越学生自動車連盟競技会」の様子をレポート。

学生達による熱い走りが繰り広げられる

この大会は、関東甲信越と北陸地方の4年制大学が集まり自動車競技を行うもので、舗装路を単独で走行しタイムを競うジムカーナという形式で争われた。参加した学生ドライバー達はサーキットを周回しつつ、設置されたパイロンに対してサイドターン等を駆使しながらコースをクリアしていた。

かつてはジムカーナだけではなくラリーとダートトライアルも併催されていたという歴史を持つ。所属する大学自動車部が持ち回りで大会運営を行っており、今年は長岡技術科学大学自動車部が主催を担当した。

この日は賞典対象外も含め36台が出走。排気量ごとのクラス分けがなされたほか、2015年4月以降に免許を取得したビギナーが対象の「チャレンジクラス」が設けられるなど学生大会ならではの工夫もなされており、参加者は各々のクラスで優勝を目指して鎬を削り合った。

大学時代に参戦していた新井敏弘選手が登場

この関東甲信越学生自動車連盟競技会は、WRCに参戦した経歴を持つ新井敏弘選手もかつて自動車部員のひとりとしてこの大会に参加していた。そうした背景から今回、現役部員達からの熱い要望に応えてゲストドライバーとして登場した。全日本ラリーで活躍中のスバル・WRX STIを持ち込み、デモランと同乗走行で後輩たちを大いに沸かせていた。

新井選手が参加していた頃は参加者も参加校も今よりずっと多かったとの事だが、学生達の熱意は今も変わっていないと感じているそうだ。一生懸命頑張っている自動車部員たちに向けて、出来ることはやってあげたいという思いから今回、応援に駆けつけてくれた。

新井選手は、「クルマ離れだなんだと言われているけど、我々世代が騒いでもしょうがないよね。現役の若い子たちが盛り上がらなければ意味が無いし、どうにか上手くサポートできれば良いなぁと思っています。昨日の前日練習会には息子の大輝も来ていたんだけど、同年代と交流して良い刺激になったみたいでしたよ。」と語ってくれた。

新井選手の豪快な走りに、ギャラリーから大きな歓声が上がっていた。また、幸運にも助手席に同乗する機会に恵まれた学生は皆、満面の笑みでクルマから降りてきていたのが印象的だった。

多方面からの協力により活気ある大会に

一時は早朝に降った雨の影響が心配されたものの、走行開始までには路面が完全に乾く程の晴天の中で大会は行われた。表彰の際には多数の賞品が各クラスの上位入賞者に贈られた他、賞品争奪のじゃんけん大会が行われるなど、盛況のうちに大会は終了した。

各クラスの優勝者に対する個人表彰はもちろん、各クラスの入賞者に振り分けられたポイントを集計して争われる団体対抗戦の表彰も行われ、多くの部員を引き連れて参戦した高崎経済大学が接戦を制してトロフィーを獲得した。
主催の長岡技術科学大学自動車部の主将、早川さんは取材に対して、
「開催にあたって参加者集めが大きな課題でした。ゲストとして有名な人を呼べたらなぁと思っていて、たまたま新井さんの氷上走行会にスタッフとして協力させていただく機会があったんです。新井さんが過去にこの大会に出場していた事は先輩方から聞いた事があったので、もし来てくれたら・・・と思ってお願いしてみたところ、快く承諾して下さいました。」

この日に向けてオフィシャルの育成や協賛品集めなどに奔走した甲斐があって、事故や怪我もなく円滑に競技が進行していた。大会の運営には苦労したそうだが、その分得たものも多かったとの事だった。
新井選手の登場を筆頭として、各方面からの支援のもと、主催者・参加者を問わず学生たちは日頃の成果を発揮してモータースポーツに対して一生懸命に取り組んでいた。

各クラスの優勝者をご紹介

チャレンジクラス 優勝 信州大学 服部義野さん

「こうした大会は初めて出場させてもらったんですが、勝つことが出来て嬉しいです。他の参加者を見ると、自分のクルマはタイヤが良かったのが勝因かな、と思います。上のクラスの皆さんの走りを見て、まだまだだなぁと痛感しました。僕のクルマはタイプRではないのですが、タイプRにも勝てるように腕を磨きたいです。」

 

アンダー1000ccクラス 優勝 信州大学 堀江泰規さん

「同クラスにはスバル・ヴィヴィオがもう1台いて、最後まで接戦でしたが勝つことが出来てとても良い気分です。普段は街乗りが中心で、たまに競技に出るくらいですが自動車部に入って4年目の成果が出せたかな、と思います。ヴィヴィオは希少車なので大事に乗り続けたいです。」

 

アンダー1600ccクラス 優勝 金沢大学 早坂怜さん

「みんな速そうに思えて、自信は全くありませんでした。一本目にミスコースをしてしまって、それが起爆剤になりました。クルマと一体になって走れたのが勝因だと思っています。このホンダ・CR-Xでジムカーナをとことんやろうと思っていて、練習会にたくさん参加して頑張ってきた甲斐がありました。」

 

アンダー2000ccクラス 優勝 新潟大学 小林佑輝さん

「大会に優勝したのは初めてで、とても嬉しいです。ですが、自分の実力はまだまだだと実感しました。もっと上手くなりたいです。普段からジムカーナを走り込んでいるので、その成果が出たとは思います。今後もジムカーナ中心にサーキットも行く様にしたいと思っています。」

 

オーバー2000ccクラス 優勝 信州大学 山田大介さん

「昨日の前日練習会のおかげで、初めてのコースでしたが上手く走れました。普段、競技会にはあまり出ていないのですが、今後はもうちょっと頑張ろうかと思いました。今回のためにタイヤも新調した甲斐がありました。ジムカーナも良いですが、サーキットで走る機会を増やしていこうと思います。」

主催の長岡技術科学大学自動車部のほか、高崎経済大学自動車部、信州大学自動車部、富山大学自動車部、新潟大学自動車部、金沢大学自動車部(順不同)と関東甲信越及び北陸地域の6大学から50名余りの大学生が参加し、大会は大いに盛り上がった。

[ガズー編集部]

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