【SEMA特集】究極のボンドカーが現代技術で復活!? 「MACH FOOSE」

映画『007 ダイヤモンドは永遠に』でも大暴れした1971年製マスタングマッハ1・・・に見えるけれど、実は2010年式のマスタングGTに1971年式のボディをかぶせるという高難度のカスタムがおこなわれている1台。

このマシンを創ったのはアメリカのテレビ番組などにも出演する有名なカーデザイナー兼カスタムビルダ—のチップ・フース氏。車名の由来はマッハ1とフース氏の名前から「MACH FOOSE(マック フース)」と名づけられた。新型車両とクラシックカーの融合を違和感なく実現させる職人技に、来場者からは感嘆の声があがっていた。
ちなみに製作をオーダーしたのは、なんと日本人コレクターとのこと。もしかしたら日本のイベントでもお目にかかれる可能性アリ!?

2010年式マスタングGTに1971年式マスタングの外装を合体させた。と書くのは簡単だけれど、ホイールベース変更などの大作業から、ドアハンドル移植といった細部へのこだわりまで、計り知れない手間と時間、そして費用がかかっている。

フロントのストラットタワーは新しく作り直し、リヤクォーターは70年式のものに張り替えつつワイドボディ化。マスタングのハイパワーグレード『Mach1』の特徴的なカラーリングも踏襲しつつアレンジを加えている。

テールランプは現代風にカスタム。フロントグリルには2010年モデルのパーツも流用されている。足まわりや内装は2010年式で、エンジンは5.0リットルV8「コヨーテ」を搭載。

[ガズー編集部]