【SEMA特集】カスタマイズの最新トレンドをチェック!
自動車用アフターマーケット部品に関する最新情報や新製品が世界中から集まるSEMA SHOW。
書籍業界で例えるならフランクフルト・ブック・フェア、ゲーム関連ならE3(エレクトロニックエンターテイメントEXPO)、ファッションでいうならパリ・コレクションという感じかな。
つまり、ココに集まる情報をチェックしておけば、これから流行する(かもしれない)ネタを先取りできちゃう可能性あり!! というわけで、毎年SEMAに取材で訪れている事情通のカメラマンと一緒に、今年の動向や特徴を探ってきた。
■鍛造っぽい鋳造ホイールが増加!!
「これって鍛造じゃないの?」と見間違えるほど、スポーク&リムの切削技術やデザイン性に優れた鋳造ホイールが増えてきた。
鋳造ホイールはリーズナブルだけどデザイン性は鍛造にかなわない、というのが通説だったけれど、今後はスタイリッシュな鋳造ホイールがどんどん増えていきそうだ。
カラーは切削&ブラックのシンプルな組み合わせが多く、ポリッシュ加工されたもの多く見かけた。
ド派手なカラーリングのホイールも健在。市販品ではなさそうだけどカーボンホイールも展示されていた。
■ラッピング車両が増加傾向
塗装技術も重視される伝統的なホッドロッド車両が並ぶいっぽうで、それ以外のジャンルではボディ全体をカッティングシートで装飾する『ラッピング』が着実に増加している。普段からその状態で乗るのではなく、展示の為だけに装飾する『ショースペシャル』が増えているのかも?
実演ブースが軒を連ねるサウスホールでも、ラッピング関連のブース出展が多く見られた。フィルム素材も張り込みの技術もどんどん進化しているそうだ。
■差し色にネオンカラー
ダークトーンのボディカラーに、ネオンカラーのバイナルグラフィックやパーツを組み合わせるスタイルは、2年くらい前からよく見かけるようになってきた。
■ボディカラーはパステルが来る!?
10年近く前に流行ったパステルカラーがリバイバル。前回の流行が遅れてやってきて未だに続いている日本に、1周回って追いついた感じだ。
■とにかくピックアップが勢力拡大
リフトアップや大径ホイールによって存在感を増したピックアップトラックが、会場のいたるところに。「国内の景気がよくなって農村部のオヤジがお金を使うようになったから、トラックの部品がよく売れる」という出展者の声も。
今年3月から発売がスタートしたレクサスLC500は、さまざまなカスタムがほどこされた姿を会場の各所で見かけた。一方で新型NSXの台数は片手で収まるくらい。車両価格もさることながら「注文したけどまだ届いていない」という状況は日本もアメリカも一緒のようだ。
[ガズー編集部]
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