日産・マーチ…なつかしい日本のコンパクトカー

今回は、多くの人に親しまれた、日本のコンパクトカーを特集。1980~90年代に生まれた昔なつかしい車種を中心に、週替わりで紹介いたします。

日産・マーチ

一般公募によって決定された車名を冠して、1982年に誕生した初代マーチ。10年近いモデルサイクルの後に世代交代した2代目は、1992年に発売された。ジウジアーロが原案を手がけたといわれる初代の直線基調なデザインに対し、丸みを帯びた3ドア/5ドアボディーはやや短く、幅広く、背も高く、そのパッケージング効率は向上した。

エンジンは新設計の1リッター/1.3リッター直4 DOHCで、トランスミッションは5段AT、4段ATに加え、新たにCVTも用意。後にロールバーと電動式ソフトトップを備えたマーチ カブリオレや、テールを延長して5ドアワゴン化したマーチBOXなども加えられた。

初代より長い丸10年に及んだモデルサイクルは、日産の低迷期とほぼ重なるが、マーチはコンスタントに売れ続けた親孝行な末っ子だった。また日本車として初めて欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど海外での評価も高く、成功作となった。

[ガズー編集部] 

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