トヨタ・bB…なつかしい日本のコンパクトカー

今回は、多くのひとに親しまれた、日本のコンパクトカーを特集。1980~90年代に生まれた昔なつかしい車種を中心に、週替わりで紹介いたします。

トヨタ・bB

バンをカスタムして乗るアメリカのストリートカルチャーをヒントに企画された、5人乗りの小型トールワゴン。2000年の東京オートサロンにおいて、トヨタ系のカスタマイズブランドであるモデリスタをはじめ、人気のあるアフターパーツメーカーがカスタムしたモデルを10台以上そろえ、デビューを飾った。

初代ヴィッツのプラットフォームをベースに、やや背の高い、プレーンでボクシーな5ドアボディーを架装。エンジンは1.3リッター/1.5リッターの直4で、変速機は4段AT、駆動方式はFFだが、1.5リッターモデルには4WDも用意された。2001年には後席の後方を荷台にした遊び心のあるピックアップタイプのbBオープンデッキを追加設定。2003年にはマイナーチェンジが施された。

デビューの手法から明らかなように、本来のターゲットは若年層であり、カスタマイズされることも想定していた。だがコンパクトなサイズ、角張ったボディーによるスペース効率の高さや見切りのよさなどから、世代を問わず好評を博してヒット作となった。​

[ガズー編集部]