トヨタ・プリウス … 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車

“その年の最も優秀なクルマ”に贈られる、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。今回は、そんな栄えある自動車賞を、世代を変えつつ複数回獲得したモデルを紹介します。

トヨタ・プリウス

「21世紀に間に合いました」というキャッチフレーズを掲げて、1997年に誕生した初代プリウス。発明されてからおよそ100年、ガソリンエンジンを中心に進化してきた自動車の歴史に、20世紀も残すところわずかになって新たな1ページを刻んだプリウスは、世界初となる量産ハイブリッド車だった。

1.5リッターのガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムをはじめ、すべてが専用開発された4ドアセダンだった初代プリウス。最大の特徴である環境性能は、10・15モードでの燃料消費率がリッターあたり28km。ほぼ同じ車格、サイズのカローラ・セダン1.5(AT仕様)の16kmを7割以上も上回る驚異的な値だった。初のハイブリッド市販車ではあったが、価格を含め実験車的なところは皆無で、完成度、商品力ともに高く、文句なしにその年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのである。

2004年に北米カー・オブ・ザ・イヤーを、翌2005年には欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した2代目を経て、2009年に登場した3代目プリウス。2代目から採用された5ドアハッチバックボディに、新開発に近いハイブリッドシステムを搭載。エンジンの排気量は従来の1.5リッターから1.8リッターに拡大されたにもかかわらず、10・15モード燃費は38kmを達成した。

セールスも絶好調で、発売翌月には国内新車販売台数でプリウス初、ハイブリッド車としても初の1位に輝き、翌2010年まで首位を独走。名実ともに日本を代表する乗用車に成長した3代目プリウスは、自身2度目となる日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのだった。

2度目の受賞を獲得し、爆発的なセールスを記録した3代目プリウス
4代目プリウスは、3度目の受賞となるか?

[ガズー編集部]