トヨタ・3代目 クラウン (1967年~) 歴代クラウン特集3話
- 生産:1967年~1971年
「白いクラウン」というキャッチコピーを掲げた広告キャンペーンによって記憶される3代目は、1967年にデビュー。初代と2代目で評価が確立された、営業車(タクシー)および黒塗りの法人向けモデルという印象を打破すべく、都会的な壮年紳士だった俳優の山村聰をイメージキャラクターに迎え、ドライバーズカーとしての魅力を訴えたこのキャンペーンは成功して個人オーナーの市場を広げた。
ハードウエアに関しては、先代のX型フレームに代えてその後20年以上も使われることになるペリメーターフレームを採用。エンジンは先代の途中から加えられた直6 SOHC 2リッターが主力となった。また、この頃から話題になり始めた安全対策にもいち早く着目し、北米の安全基準をほぼ満たしたことも話題となった。68年にはパーソナル性をさらに高め、個人オーナー層に強くアピールするクラス初の2ドアハードトップを追加。ライバルとの差をさらに広げた。
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