トヨタ・ハイラックスサーフ…日本が生んだ代表的SUV

今回は、クルマ好きの記憶に残る日本のSUVを特集。1980~90年代の人気車種を中心に、都会の道やオフロードを力強く駆け抜けた懐かしのモデルを紹介します。

トヨタ・ハイラックスサーフ

小型ボンネットトラックであるハイラックスの4WD仕様の荷台に、FRP製キャノピーを載せたSUVが、1984年に登場した初代ハイラックスサーフ。1989年にフルモデルチェンジした2代目は、オールスチール製の専用ボディーが与えられた。

各部がフラッシュサーフェス化され洗練されたボディーは、従来の3ドアに加えて5ドアを設定。リアサスペンションはリーフリジッドに代えて4リンク式コイルを採用、操縦性、乗り心地ともに大幅に向上した。5ナンバーのワゴン仕様のエンジンは、2リッター直4ガソリンと2.4リッター直4ディーゼルターボをラインナップ。駆動方式はパートタイム式4WDで、走行中も2WDと4WDの切り替えが可能なADD(オートマチック ディスコネクティング ディファレンシャル)を全車に標準装備した。

1990年には三菱・パジェロや日産・テラノに対抗して、3リッターV6ガソリンエンジン搭載車を追加設定。1991年のマイナーチェンジの際に、オーバーフェンダーを備え100mm拡幅したワイドボディーが加えられ、以後はこちらが主流となった。

[ガズー編集部]