日産シルビア…日本生まれのターボ車特集
エネルギー効率の観点から、ターボ付きエンジンを採用するクルマが増えています。そこで今回は、1980~90年代のモデルを中心に、代表的な日本のターボ車を振り返ります。
日産シルビア
1988年にデビューした、型式名S13こと5代目シルビア。キャッチフレーズに掲げた“ART FORCE SILVIA”を体現した美しいスタイリングで人気を博し、先行していた3代目ホンダ・プレリュードとともにデートカーブームを巻き起こした。その一方で、小型車では数少なくなったFRならではの走りを楽しめるモデルとしても高く評価され、シルビア史上最大の成功作となった。
トップグレードのK'sは、最高出力175ps/6400rpm、最大トルク23.0kgm/4000rpmを発生する1.8リッター直4 DOHC 16バルブ ターボエンジンを搭載。トランスミッションは5段MTまたは4段ATで、ビスカスLSDも標準装備。自動車専門誌のテストでは、AT仕様で0-100km/h加速7.4秒、0-400m加速15.4秒というハイパフォーマンスを発揮した。
翌1989年には、兄弟車となる3ドアハッチバッククーペが180SXの名で登場。3代目/4代目シルビアとその双子車のガゼールに存在したハッチバッククーペの復活といえるが、こちらはターボユニット搭載車のみだった。1991年にはシルビア/180SXともにエンジンを2リッターに換装、ターボ版の最高出力は205psにまで高められた。
[ガズー編集部]
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