【スーパー耐久公式テスト】Nissan Zがサーキットを駆ける! ST-Zクラス並の速さを披露

5月10日(火)、富士スピードウェイで行われているENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookの公式テストに、NISSAN Zが登場し、走行する雄姿を初披露した。

先日、6月3日(金)~5日(日)にスーパー耐久の第2戦として行われる24時間レース「FUJI SUPER TEC 24H」にエントリーすることを発表されたNissan Z。
参戦発表のリリースでは、「日産/NISMOは新型『Nissan Z』の様々なモータースポーツカテゴリーでの活用の可能性を探り、実戦データを得るため」とその目的を語り、NISMOから1台、またZ34型のフェアレディZでスーパー耐久にレギュラー参戦していたMax Racingから1台という2台体制での参戦となっている。
また参戦するクラスとしては、ルーキーレーシングの水素エンジンを搭載したカローラや、トヨタ、スバル、マツダがカーボンニュートラル燃料のマシンで参戦するST-Qクラスへの参戦となっている。
この、ST-Qクラスとは「スーパー耐久機構(STO)が認めた開発車両が参戦するクラス」という規定があり、Nissan Zのような新型車がレースという実戦の場を通じて開発を進めることができるクラスとなっている。

実際に富士スピードウェイに登場したNissan Zは、どちらも真っ白なボディカラーのままで、カナードなどもついていない市販車に近い外観からは、まだまだ開発が始まったばかりという雰囲気が感じられる。
そうしたテスト段階ではありながら、公式テストの走行1回目ではST-Z(FIA GT4が参戦するクラス)クラスに割って入る速さを見せている。

改めてNISMOに参戦の意図やマシンの開発状況、今後の展望等は取材予定のため、Nissan Zの続報は追ってお届けする。

■スーパー耐久富士公式テスト 1回目
ST-ZクラスとNissan Zのタイム

【ST-Z】1位 No.22
Porsche Cayman GT4RS 
1'49.460

【ST-Z】 2位 No.885
シェイドレーシング GR SUPRA GT4 
1'49.747

【ST-Z】 3位 No.19
BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MR 
1'50.484

【ST-Q】 No.230
Nissan Z
1'50.674

【ST-Q】 No.244
Nissan Z
1'50.864

【ST-Z】 4位 No.500
5ZIGEN AMG GT4
1'51.971

【ST-Z】 - No.310
GRGarage水戸インター GR SUPRA GT4 
No Time

[GAZOO編集部]

 

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