寒い日の朝、凍ったフロントガラスどうしてる?(クルマの運転操作、みんなはどうしている?)
ある朝起きると真っ白になっている愛車のフロントガラス。冬期よくあるフロントガラスが凍った状態です。もちろん氷を落とさなければ、前が見えないため走行することができません。
「エアコンを外気導入設定で溶けるのを待つ」
「ぬるま湯をかけて溶かす」
という方もいらっしゃるのでは。
みなさんは、どうしていますか?
寒波はいつも突然やってきます。通勤にクルマを使っている人にとってやっかいないのが、フロントガラスが凍ってしまうことです。夜のうちについてしまった氷を、ただでさえ忙しい朝の時間帯に解かす手間が増えるのですから困りものです。「そんなの毎朝の儀式だよ」という地域の方もいらっしゃるかもしれません。年に数回しか雪が降らない地域と豪雪の地域とでは受け止め方に差がありますが、対処の仕方は同じです。
前日~当日の気温や、前日最後にどんな使われ方をしたかで、凍り方(氷の付き方)は違います。多くは、霜が原因です。気温が低くなる夜、空気中の水分が一気に冷やされることで霜に変わり、それがフロントガラスに付着するのです。前日、雪や雨の中を走った後フロントガラスが濡れたままの状態で凍り、その上にさらに霜が降りることもあります。
そんな何層にもなったがんこな氷でなくとも、フロントガラスに付いた氷はワイパーで汚れを拭うようにかんたんには落とせません。
落とすのは内側と外側、両方からの攻略しかありません。まずはエンジンをかけエアコンを作動させるところから始めます。温風が出るまでに時間がかかるためです。風向を「デフロスター」にしたなら温度設定を上げ風量を最大にします。私はここでは「外気導入」モードにします。デフロスターを選ぶと自動的に外気導入に切り換わるクルマもあります。そしてエンジンがあたたまるのを待つあいだ、フロントガラス表面の氷を落とす作業に入ります。
内外気切り替えどうしている(クルマの運転操作、みんなはどうしている?)
http://gazoo.com/ilovecars/driving/170609.html
ぬるま湯をかけて溶かす方法や、自動車ガラス用のスクレーパーなどで削りとる方法がこれまでの定番といわれていました。ただ、ガレージが自宅から遠い場合や旅先など物理的にお湯が手に入れにくいという場合もあるでしょう。厳寒の状況なら、お湯をかけたそばから凍ってしまうこともあります。温度が高いとガラスが割れてしまい猛烈な出費がかかります。そこまで起こらなくともモールやゴム類にダメージをおよぼしてしまいます。
私は、ここ数年は市販のお助けグッズを使って時短しています。メタノール(アルコール)を主成分とした解氷スプレーです。積雪しているようならますは落としてから、氷の部分に吹きつけるだけで溶かしてくれます。溶けた後はワイパーを動かしてフィニッシュです。しっかりとワイパーを動かしてあげるためにもワイパーがガラスに固着しないよう、凍結が予想されるタイミングならワイパーは立てた状態で駐車するようにしておきましょう。
もっとも効果的な防止策は、フロントガラスに被せるタイプのカバーです。さまざまなタイプがありますが、安価なものなら100円均一ショップでも見つけることができます。
ライター:畑澤 清志
【監修・解説者】
ドライビングエキスパート(トヨタの元テストドライバー)
滝本 良夫(たきもと・よしお)
約40年にわたりトヨタの運転技術指導員として活躍しながら、車両実験部でハイエース、ダイナ、コースターなどの商用車系開発の実験および商品監査に携わる。2014年に定年退社。
[ガズー編集部]
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