トヨタ2000GTボンドカーなどが一堂に集結!第28回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバルが開催。

5月28日(日)、今回で28回を数える、トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバルが、愛知県長久手市にある、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催されました。
当日は夏のような暑さのなか、150台を超えるクラシックカーが集まり、オーナー同士の交流はもちろん、多くの観客が集まり展示車両を眺めていました。

モリコロパーク北駐車場に集合した参加車両は、今年で発売50周年を迎えるトヨタ2000GTを先頭に長久手市内をパレードラン。モリコロパーク大芝生広場へ帰ってきたあとは、スタッフの誘導のもと、綺麗に整列して展示されました。

パレードランの先頭に駆けつけたのは、映画『007は二度死ぬ』で使用された、トヨタ2000GTのいわゆる『ボンドカー』と呼ばれるもの。ルーフをカットされたその姿は流麗で端正なスタイリングで、展示では多くファンがその姿を見とれていました。
それに続いたのは、こちらも発売から50年を迎えたマツダ コスモスポーツ。こちらもそのスタイリングや、ロータリーエンジンファンにとってはたまならい車両です。その後、ゼッケンNo.1の2000GTを先頭に、参加車両が長久手市内で元気よくパレードランしました。

今回は全国からトヨタ2000GTが9台も勢揃いし、カラーリングや装備の違いなどたっぷり鑑賞できました。

トヨタ博物館収蔵車の走行披露&展示「夢と憧れ-1960年代のスポーツカー」が企画され、ジャガー Eタイプロードスター、トヨタ2000GT”ボンドカー”、ニッサン シルビアCSP311、トヨタ2000GT、マツダ コスモスポーツ、フォード マスタング ハードトップが展示され、会場内を走行しました。

トヨタ2000GT”ボンドカー”(1966年・日本)
マツダ コスモスポーツ(1969年・日本)(※展示のみ)
ジャガー Eタイプロードスター(1965年・イギリス)
ニッサン シルビア(1966年・日本)

また、記念撮影車両として、フォード モデルTデポヘック、オースチン ヒーレー スプライト、フォード マスタング コンバーチブルも用意、乗車して記念撮影もできました。

オースチン ヒーレー スプライト(1958年・イギリス)
フォード モデルTデポヘック(1914年・アメリカ)

会場では、フィリピンで市民の足として活躍するジープニー、JAFの災害対策指揮車として活躍したトヨタ メガクルーザー、ロンドンタクシーにも乗車が可能で、多くの人が体験乗車をしていました。

ジープニー(1991年・フィリピン)

会場内にゆったりとした間隔で止められたクラシックカーは、オーナーの思いや所有していた方、憧れていた方の思いが交錯し、あちらこちらで思い出話に花が咲いていたのが印象的です。

トヨタ博物館の物販ブースではグッズ販売、東日本大震災・熊本地震被災地支援コーナーではトヨタ2000GTのオロジナルピンバッジとオリジナルのメモ帳の販売や、クラシックカーのパーツ販売なども行われていました。掘り出し物は手に入ったでしょうか。

人気のミニカーをはじめとしたグッズ販売も
発売されたオリジナルピンバッジ&メモ帳

次世代モビリティのi-ROADやコムスも展示と体験試乗も実施され、クラシックカーとはまた違う新たな乗り物も注目を浴びていました。

暑い日差しの中での開催となりましたが、クラシックカーも元気よく走行して家路に向かいイベントは終了しました。

テキスト/写真:雪岡直樹

[ガズー編集部]