ベストカーファンミーティング クルマを楽しめる試乗体験
6/1(土)と6/2(日)の2日間にかけて富士スピードウェイにて開催された、『ベストカーファンミーティング2019』。
「日本一売れている自動車雑誌」として、長く親しまれている『ベストカー』。コンビニや書店で一度は目にした事があるのではないだろうか?自動車メディアとしてはご意見番とでも言うべき存在だが、意外にも大規模なイベント開催は初めてだという。そして試乗会がメインコンテンツとのこと。
イベントプログラムは大別すると「新車体験試乗」と「トークショー」のふたつ。
当日の富士スピードウェイはスーパー耐久の第三戦、富士SUPER TEC 24時間レースが開催中。朝早くからコースサイドに設置された観戦客の方のテントに見送られながら、会場に向かうと「ベストカー」の横断幕が出迎えてくれました。
会場に足を踏み入れ、まず目に入ってくるのは「選挙カー」!どうやらトークショーの舞台のようです。
『クルマの話はクルマの上で』とでも言わんばかりのステージにゲストが次々と登場し、クルマ談義で会場を盛り上げていました(内容は全く忖度の無い内容だったと付け加えておきます)。
新車試乗会に訪れたお客さん達も、テリー伊藤氏や、小川直也氏などテレビでおなじみのゲストの登場に、思わず足を止めて聞き入っていました。
トークショーが進められる横では、参加されるお客さんが続々と新車に乗り込んでいきます。
取材時は国内メーカーのSUVがズラッと並び、お客さんもしげしげと眺めて興味津々。一度に複数の車種を乗り比べられるとあって盛況な様子です。
コースは広いジムカーナコースに専用のコース(スラロームあり、左右の旋回あり、180度ターンも!)が作られ、安全な環境で自分なりのペースで試乗ができる点が大きなポイント。ゆっくり味わうように走る人、スポーティな走りをする人…共通しているのは参加者の皆さんの笑顔!一様に楽しそうなのが印象的でした。
人の流れが途切れないイベント会場を取材している中、ベストカー編集局長の本郷氏と、誌面と共にイベントを盛り上げるタレントのテリー伊藤氏にコメントをいただく事ができましたので、ご紹介させていただきます。
- 本郷編集局長
とにかくハンドルを握ってもらいたいと考えて、メーカー各社に協力いただいてクルマを揃えました。
評論家やメディアが伝える情報に対して、自分で乗った印象との違いや納得できる部分を感じる楽しさや、乗ることで運転のスキルが向上していく楽しさなど、いろんな「クルマの楽しさ」を感じてもらいたい。
ディーラー試乗では制約なども多く、単純に「楽しむ」というのは難しいので、自由に乗れる機会を作っていきたいと思っています。また、自動車メーカーが開催すると一社だけの試乗になってしまうが、自分たちメディアならばユーザーが乗りたいと思うクルマを集める事ができる。今後は輸入車、軽自動車、ミニバンなど色んな車種でどんどん乗る機会を増やしていきたいと思っています。
- テリー伊藤氏
映画は色んな映画が見られるシネコンがあるよね?でもクルマのシネコンってないでしょう。
誰しも買おうと思うクルマに一度は試乗したいはず、事前のお試しは必要でしょう。走りだけでなく、室内の使い勝手など確認できる。しかも同時に、複数メーカーを並べて見るっていうのが大事。
あとは継続的にやる事が大事。学校帰り、仕事帰りなどの身近にこういう場所があればいいよね。それと営業マンがそばにいない、営業されない事が大事だね(笑)。
主催側の「まずはクルマに乗ってもらいたい」という強いメッセージを感じながら、我々も実際にS660モデューロXの試乗体験をさせていただきました。編集部員が「乗ってみたい」と思うクルマだった事もありますが、広いコースで自由にクルマを走らせられるのは本当に楽しい!の一言。
「振り回しても接地感がすごい!」
「確かにパワーは660cc相当だけど、意外にトルク感ある!」
「ボディしっかりしてるなー!」
オタクな編集部員は心の中でつぶやきながら、自分が思うように走らせる事で自分なりにクルマとの対話が楽しめました(短い時間ではありましたが)。こんなに自由に走れる試乗ならば、カーマニアでなくてもきっと楽しめるハズ…本来はオーナーでなければできない体験に、クルマを降りた後も「楽しかったなあ」と高揚感が続きます。数多あるウェブ試乗記で頭でっかちになっている人も、全然クルマに興味が無い人も等しく、「乗った体験」は何より鮮明に楽しさを記憶に刻んでくれるのだ、と教えていただいた気がしました。
こうして場所と機会が提供される事で多くの人が、同じように『走る楽しさ』に触れる事ができれば、今よりもクルマを楽しもうとする人が増えるのかもしれない…そう感じられた取材でした。
気負わず、いつでも参加できて、好きなクルマで、自由に走れる。そんな試乗会が今後も開催される事を、切に願っております。
※イベントの模様は、ベストカー6月26日発売号に掲載されます
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[ガズー編集部]
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