美人すぎると話題の女性レーサー!塚本奈々美の素顔に迫る

クルマ好きが集まる場所にこの人あり! という表現がピッタリな塚本奈々美さん。レーシングドライバーとして男勝りの走りを見せる一方で、女性ならではのマルチタレントとしてさまざまなメディアで活躍しています。どんなクルマも涼しい顔で乗りこなすスーパーウーマンの素顔やいかに?

名前&プロフィール
塚本奈々美(つかもと ななみ)

国際C級ライセンスを持つレーシングドライバー。GAZOO Racing 86/BRZ Raceにはスタート当初の2013年から参戦中。今年から新たにPCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)とD1ストリートリーガルに参戦。また、2007年に女子最速のレーシングチーム「女子カート部(JKB)」を結成。モデル兼タレントとして活躍しています。

塚本奈々美さんのオフィシャルホームページ
http://nana-jkb.com/

現在の仕事内容について教えてください。また、その仕事を選んだ理由は何ですか?

レーシングドライバーがメインで、テレビや雑誌、イベントや走行会などのお仕事に加え、企業のイメージキャラクターのお仕事もしています。レーシングドライバーを目指すようになったきっかけは、たまたま行ったサーキットでカートに衝撃を受けたから。女子カート部(JKB)を2007年に立ち上げ、ガールズパワーでクルマ業界やモータースポーツを盛り上げたいと活動してきました。

2013年のGAZOO Racing 86/BRZ Race(86/BRZ Race)のスタート時に、京商(※)の50周年記念プロジェクト「JKB女子RCクラブ」のお話をいただき、喜んでお引き受けしました。今年は86つながりで映画「新劇場版頭文字D」のプロモーションアンバサダーに就任。映画とタイアップし86/BRZ RaceとD1レディースリーグに参戦しています。

こうした私の活動をテレビ、雑誌、ネットなどのメディアで発信し、クルマの楽しさを広く伝えていくことによって、クルマにあまり関心のない方にも振り向いてもらえたらと思い、頑張っています。

※京商株式会社…ラジオコントロールモデルを中心とした模型メーカー。
国内外で業績を拡大し「KYOSHO」のブランド名で世界規模の展開をしている。

「♯773 ネッツ東京レーシングチーム イニシャルD JKB86」で86/BRZ Raceに参戦中。昨年までのピンクからブルーのカラーリングに変更され、パドックでひと際目立つ存在に。

現在の課題は何ですか? それをどのように克服していますか?

自己流で走ってきた私には、小さい頃から英才教育を受けてきたトップドライバーのような基礎はありません。現在はプロドライバーからアドバイスをもらい自分の運転を見直している他、クルマやタイヤの進化によって、操るスタイルも変わってきたので、専門家の力を借りて勉強もしています。ポルシェなどの高性能車で長いレースを戦うには、踏力を中心とする筋力や体力も必要なので専門家にお願いし、フィジカル&食事面の両方でトレーニングを行っています。

D1グランプリのステップアップカテゴリーであるD1レディースリーグに「頭文字Dインパクトブルー773」で参戦中。大迫力のドリフト走行もお手の物。

仕事を通して感じるやりがい、仕事の魅力を教えてください。

私の仕事を通して人が感動し、気持ちが動いたことを感じるとすごくうれしいですね。そんな方々に「応援しています」と言葉をもらって、逆に気持ちが救われたことが何度もあります! 最近になってやっとですが、微力ながら、モータースポーツの普及に貢献できていると実感できるようになりました。

新劇場版頭文字Dのプロモーションアンバサダーとして舞台もこなす。大ブレイク中のお笑い芸人、8.6秒バズーカ―とのトークも軽快そのもの。

「オトナ養成所 バナナスクール」(東海テレビ)では人気絶頂のバナナマンと共演。得意のカートの腕前をお茶の間に披露しました。

今後の目標を教えてください。

国内最高峰レースのSUPER GTに上がり、女性ドライバーとして後輩たちに夢をあきらめないことの大切さを伝えられたらと思っています。また、子供たちの憧れの存在になれたらうれしいですね。

“世界最速のワンメイクレース”と言われるポルシェカップに「♯11 TEAM KTOUCH PORSCHE」で参戦。ハイパフォーマンスカーを乗りこなすテクニックと強靭な体力は努力の賜物。

お休みの日はどのように過ごしていますか?

クルマ好きの女の子たちとスポーツ走行に行き、基礎練習をすることが多いのですが、全部忘れて気晴らししたい時には、一人で映画を見に行きます。その時の気分に合わせてアクションものか、ディズニー系のようなファンタジーものを見ることが多いです。

左の写真は横浜港でイメージPV収録時に撮影。海までドライブしたり、海沿いの湾岸エリアをゆっくり走りながら考えごとをするのが好きです。右の写真は山梨県の清里にある萌木の村で撮影。私が「やまなし大使」を務めている関係で、同じやまなし大使のラリードライバー、篠塚建次郎さんと親交ができ、山梨で行う雪上トレーニングのレッスンをお願いしています。萌木の村でゴハンを食べることが多いですね。

プライベートでクルマを運転することはありますか?

もちろんありますが、買い物や食事に行くためのクルマは持っていません。ドリフトの練習のために買ったシルビアが普段の足です。どうしても積めない場合はレンタカーを借ります。自分の生活や練習を犠牲にしてまでプライベートなクルマを持つつもりはありません。ただ、自分の免許で運転できるものはなんでも運転しますし、何を運転しても楽しいです。

理想のドライブデートを教えてください。

まずはクルマ選びからですね。運転していて楽しい、見て楽しいクルマでないとドライブは始まりません(笑)。行先は……これからの季節ですと緑の多い涼しいところがいいですね。昇仙峡で滝を眺めて、静かな芝生でボーっとしているだけで良いかな。やまなし大使なので、やっぱり山梨がオススメです。

ストイックにレーシングドライバーとしてのスキルを磨くのが塚本流。でも一旦クルマから離れたら、素顔はやっぱり女子。そんな二面性が塚本さんの魅力なのかもしれません。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road