【86 Style with BRZ 愛車紹介 vol.7】念願のメーカーコンプリートカーを手にした14R-60オーナー

7月31日(日)、富士スピードウェイで86オーナーの祭典「Fuji 86 Style with BRZ 2016」が行われた。イベントに参加された、86やBRZ、AE86で充実のカーライフを送るオーナーさんをご紹介。

内山真二さんの愛車はTRD(トヨタテクノクラフト)が2014年に発売した「86 TRD 14R-60」。100台限定という希少性の高さと、税込み630万円(当時の税率は5%)という驚きのプライスで話題になったコンプリートカーで、製造番号は「003」。

購入を決めた一番の理由は「TRDが仕上げたコンプリートカーだから」(内山さん)。コンプリートカーとは特定のメーカーが1台をまるごと仕立てたモデル。そのクルマの狙いに沿ったカスタマイズを行うので、高い完成度を楽しめるのが特徴だ。

14R-60は、エンジンノーマルのままサーキットでのパフォーマンス向上に主眼を置き、ボディ剛性や空力性能を徹底的に高めたモデル。「86を購入し後付けパーツでカスタマイズしていく楽しみもありますが、一度はメーカーがつくった完成したクルマに乗りたかった。それが大きいですね」。

実際に乗ってみた印象は「何だこのクルマは! と思いました。ビックリするぐらいコーナリング性能が高い。タイヤの性能も大きいと思いますが、それだけでは補い切れないものがあると感じました。フェンダーやリアのレーシングスタイルに特化したスタイリングも気に入っています」。

とはいえ、欲も出てきている。それが加速時に感じるトルクの谷。「エキゾーストマニホールドやエアクリーナーを変えてトルク感は出たのですが、トルクの谷は解消されないまま。そこでコンピューターをチューニングしたところすごく気持ちの良いエンジンになりました」。

また、レーシーなスタイルを強調するために、ヘッドランプとテールレンズをインテックに交換。近い将来、ハイグリップタイヤへの交換も検討しているというから、さらなる変貌を遂げる可能性は十分ありそうだ。

どんなクルマに乗っていても必ず感じる愛車へのリクエスト。良きパートナーとして付き合いを深めていくうえで、通過儀礼のようなものかもしれない。

[ガズー編集部]