【86 Style with BRZ 愛車紹介 vol.16】遊び心と愛を込める86オーナー

7月31日(日)、富士スピードウェイで86オーナーの祭典「Fuji 86 Style with BRZ 2016」が行われた。イベントに参加された、86やBRZ、AE86で充実のカーライフを送るオーナーさんをご紹介。

レクサス・LFAのようなフロントフェイスが自慢の浅野寿之さんのトヨタ・86。トヨタ久々のスポーツカーというフレーズに惹かれて購入したのが2012年の5月。今ではすっかり86の虜だ。

「コンセプトカーのFT-86を見た時、どことなくLFAに似ているなと思ったんです。その感じを具現化しました」。ダムドのフロントバンパーはまさに浅野さんが探していた逸品。まんまLFAではなく86の面影も残されていることが決め手になった。
ヘッドライトはBRZ用に交換。「スバル好きでもあるので、その気持ちを表しました」。この遊び心も、浅野さんの個性の一つだ。
「メッシュのエアダクト(バックランプ左右の黒い部分)から空気が抜けるので、パラシュート効果がなくなり車体が安定します。高速道路を走るとそれがよく体感できますね」。Rマジックのアンダースポイラーを装着。

浅野さんによると、このスポイラーで空気が十分に整流されるため、大きなリアウイングは必要ないとのこと。これも浅野さんにとって重要な意味がある。「純正ウイングはお気に入りパーツです。LFAのコンパクトな格納式リアウイングへのオマージュでもあるんですよね」。ちなみにマフラーもRマジック。マフラーによるパワーアップとアンダースポイラーの整流効果で、高速巡行が非常にラクになったという。

エンジンにはオイルキャッチタンク(青いカバーの後方にあるパーツ)が取り付けられているのがポイント。「スラッジ(エンジン内部に溜まるホコリ)を抑制できるため、それが発生しやすい水平対向エンジンには必需品ですね」。また、ボーラの不等長エキゾーストマニホールドを装着し、“ドロドロ”という水平対向特有のサウンドを楽しんでいる。

遊び心と真面目さ。その2つのカスタマイズが同居しているのが浅野さんの86。通り一辺倒ではない86カスタマイズの奥深さ、そして何より愛車への愛が見てとれる。

[ガズー編集部]