【愛車紹介】歴代トヨタ車を乗り継ぐオーナーが賞賛する特別仕様車

11月27日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2016」のGRMNミーティングに参加されたオーナーさんをご紹介。台数限定の特別仕様車を手に入れた方々の愛車への想いやこだわりなどをうかがった。

諏訪知祥さんの愛車は、2014年に全国限定100台として販売されたマークX GRMN。同車はパワフルなV6 3.5Lエンジン(2GR-FSE)に専用6速マニュアルトランスミッションを搭載。ボディや足まわり、ブレーキまわりなどもすべて専用チューンが施され、ドライビングプレジャーを追求した仕様に仕上がっている。

その限られたユーザーのひとりである諏訪さんにお話をうかがったが、諏訪さんはたくさんのトヨタ車を乗り継いできたトヨタファン。

「トヨタ車は今までに20台以上乗ってきました。T型系が好きでカリーナやコロナなどをはじめ様々なモデルを乗り継いできたんですが、ツインターボ車のマークⅡはとくに面白かったですね。走るのが好きだったので71系・81系・91系もMT車で楽しんできたんですが、その後MT車がなくなってしまったじゃないですか。残念だな……と思っていた頃、MT車でマークX GRMNが発売されると知ってすぐに飛びつきましたね(笑)」

他にも国産車、輸入車を含む複数台を所有しているという諏訪さんだが、マークX GRMNの高い走行性能には特別感を感じているようだ。

「昔乗っていた2T-Gのカリーナはバタ足カリーナって言われていたくらいバタバタとした乗り味でね。マークⅡになってかなり滑らかになったけど、マークX GRMNはさらに良くなった。欧州車と比較しても勝っていて、特にコーナリングの安定感は抜群。ちょっと乱暴に扱ってもしっかり路面に食いつくから安心できるんですよね、気に入っています」

そんな諏訪さんは、ドレスアップとしてさりげなくホイールナットやエアバルブキャップをキャリパーカラーとマッチするレッドカラーに変更。それ以外の変更はなく、マークX GRMNオリジナルのポテンシャルそのものを大事にしている。

「このクルマは週末に出かけたり、旅行やイベントなどに参加する時にしか乗らないようにしています。できるだけ距離を伸ばしたくないので(笑)。これからも大事に、長く乗っていきたいですね」

取材当時の走行距離は約1万2000キロと、確かに走行距離は少ない。

選ばれた人しか手にすることができなかった1/100台という特別感を、日頃から大事にしている諏訪さん。そのカーライフそのものにスペシャルな何かを感じ取れた。

(ライター:おふぃす たぴ)

[ガズー編集部]

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