「優しく包み込んでくれる」“彼氏”と過ごす癒しのカーライフ スズキ ジムニーシエラ
「クルマは移動手段」でしかなく、特にこれといったこだわりがなかったという「Kaho」さん。しかし、あるイベントで出会ったジムニーシエラに興味を持ち、愛車として手に入れたことで、それまでの生活から一変。今ではクルマはかけがえのないステキな「相棒」になっていきました。
そんな、Kahoさん×ジムニーシエラのお話です。
――もともと、“カッコイイクルマ”には興味ありましたか?
いえ、当時はクルマにホントに興味がなくて(笑)、中古で購入した軽自動車に乗っていたくらいです。インスタグラムへの投稿も当時の仕事だった美容関係のことばかりでしたね。
――では現在の愛車、ジムニーシエラと出会うキッカケは?
キッカケは東京オートサロンだったんです。新型ジムニーのカスタム車が初めて展示されることになっていたので見てみたくて。私の父親がジムニーを乗っていたというのもあるんですけどね。このイベントで一気に興味が湧いて!
――東京オートサロンというと、バリバリのクルマ好きが行くイベントですね(笑)。なぜ行こうと?
実はこの頃「クルマを買い替えようかな?」と思っていたんです。私自身、身長が147センチくらいと小柄なので、最初は大きなクルマに乗りたくて「ラングラーがいい!」なんて思っていたんです。クルマ屋さんで見るのが普通ですけど、イベントで見た方がよりリアルに感じると思ったんです。
――実際に展示されていたジムニーはどうでしたか?
最高でしたね! 中でも津田レーシングさんの、クリスタルアイさんとコラボしたバンパーを付けたジムニーの姿を見て、「これに乗りたい」って思いました。小さなジムニーをデカくして乗るってかっこいいなって。それにハマりましたね。
――それでジムニーを買うことに決めたと。それまで乗っていた軽自動車からラングラーというのもちょっと不安はあった?
ありました。小さいクルマからドーンと大きくなるから、父も「運転するのは大変かもよ?」みたいなことを言っていたんですが……ジムニーなら安心だったみたいです。「カスタムするにしてもジムニーの方がパーツはあるから」って、私のクルマのカスタムをやる気満々でした(笑)。
――お父さんのバッグアップがスゴイ(笑)。ちなみにシエラにした理由は?
あのオーバーフェンダーに惚れた感じですね。「惚れた」って表現が近いですね。他にもカーキ色に近いジャングルグリーンというボディカラーにして、U.S.ARMYのステッカーを付けて軍車っぽい雰囲気にしてみました(笑)。
――クルマを購入してからの生活って、それまでとはだいぶ変わりましたか?
変わりましたね。でも、一番驚いたのは納車されたときの写真をインスタに投稿したらスゴイバズったことですかね。
ほかの投稿と比べたら明らかなんですが、それまでよりも「いいね!」が明らかに多くいただけて。ジムニーのオーナーが見る紹介アカウントに掲載してもらったりして周りに知ってもらうキッカケになったんですよ。
――SNS上で早くも話題になったということですか?
そうですね。女の子でジムニーに乗っている女の子はいっぱいいますが、みんなゆるふわ系の可愛い感じの女の子なんですね。そんな中で私は結構珍しいキャラクターみたいなんです(笑)。
でも、フォロワーさんもそこから増えて、オフ会やオーナーミーティングのことを知って行ったらみんないい人で。そのオフ会で今も仲良くしているジムニー女子のお友達ができました。
――初めて行かれたというイベントはどこで行われていましたか?
イベントは浜松でやっていたんですね。私にとっては人生初のオフ会でしたし、浜松に行くのも初めてくらいのことだったんです。このイベントには父と一緒に行ったんですよ。父としては当時、新型ジムニーのカスタムはどれくらい進んでいるのかを見てみたいということで。
――周りから評判になったKahoさんのジムニーシエラですが、カスタムのこだわりは?
私の好きなものをトコトン詰め込むことですね。例えば私は韓国のアイドルとかが好きなので、そのグループのシンボルマークをクルマのどこかに取り入れたり、東京オートサロンで見たデモカーっぽくしてみたり。ワンオフで付いているパーツもあるんですけど、自分の色に染めつつ、統一感を崩さないようにするのがテーマですかね。
――クルマの外観ばかりに目が行きますが、内装もこだわっていますね
シートカバーも替えましたね。自分でその後にダッチを片方に付けて、シートにワッペンを付けて可愛くしたりしてますね。世界に1台しかないクルマというテーマのもとでカスタムしています。
――カスタムをいろいろされていて、クルマでお出かけも増えましたか?
増えましたね。めちゃくちゃ。クルマの運転にはあまり自信がなかったのに、年末には愛知の方で開催されるイベントに行くつもりです(笑)。
――ジムニー仲間と会うのはどれくらいのペースですか?イベントは月1ペースくらい?
月1くらいですかね。例えばイベントで会うのもそうですし、仲良くなった子たちとなら一緒にランチに出かけたりとかしますね。景色の良いところに行くと写真を撮りたくなるので、富士山をバックにして撮影してみたこともありますね(笑)。
――ちなみに、このクルマで今後やりたいことはありますか?
年内~年が明けたら、インチを上げたタイヤを履くことにしたんです。新型で4インチにするってかなり珍しいみたいで。その後、3月22日に岐阜で開催予定の、ジムニーの有名企業様が出店するイベントに参加しますが、ここでは私も限定商品を作って販売する予定です。
――では、そんなジムニーシエラはKahoさんにとって、どんな存在ですか?
一言で言えば相棒だけど……ホントに乗ると勇気をもらえるんですよ。仕事を終えてからもプライベートを一緒に過ごして、会社のストレスもあると思いますが、それをただこのクルマが受け止めてくれるときもある。ただ停車しているだけでもカッコイイし。自慢の彼氏でもあるし、頼れるお兄さんでもある……私のことを包み込んでくれる癒しの存在ですね。
ほんの2年前まで、クルマへの興味はあまりなかったにもかかわらず、今やSNSの世界で「#ジムニー女子」の1人として注目を集めるようになったKahoさん。
「好きなものを集めただけ」と言いながらもハイセンスで統一感のあるデザイン仕上げたカスタムによって彩られたジムニーシエラでこれからも素敵なカーライフを送ることでしょう。
来年にはインチアップしてまた別のスタイルがキマったジムニーシエラの姿を見られるようなので、お楽しみに!!
【Instagram】
Kahoさん
(文:福嶌弘)
[ガズー編集部]
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