初マイカーでアウトドアライフを満喫♪ 自己流のカスタムで日産 バネットバンがオンリーワンのえだまめ号に大変身!

  • 日産のバネットバンとりさらいずさん

アウトドア系Youtuberとして活躍中の「りさらいず」さん。
釣りやキャンプをもっと楽しみたいという思いでバネットバンを購入しただけでなく、自分好みにしつつ、もっとアウトドアを楽しめるようにという思いから得意のDIYで好みの1台にカスタム。
今では「えだまめ号」として北海道内のアウトドアを満喫するステキなクルマになりました。

そんな、りさらいずさん×バネットバンのお話です。

――Youtubeチャンネル「RISARISE」を拝見すると、結構計画を立ててクルマを買われた様子でしたが、ズバリ、クルマを買おうと思ったキッカケは?

私、2年ほど前から釣りを始めたんですね。
当時は釣り仲間のクルマに乗せてもらうことが多かったんですが、やっぱり自分の好きな時に行きたいし、釣り場の近くに泊まって好きな時に釣りをしてみたいと思うと、自分のクルマが欲しいなって。

クルマの中でご飯を食べたり、釣りの準備をしたりする拠点も欲しくて、まず免許を取りに行ったんです。それからクルマを買いました。

――文字通りの初マイカーとなりましたが、このクルマを選んだ理由は?

実は最初、見た目の可愛さを優先してラシーンを探していたんです。
ただ、よくよく考えるとラシーンは荷物が思っていたほどは乗らないんじゃない?という不安が出てきて。あと、荷物を積んで車中泊をしたいという欲があったんです。

――そう考えると、ラシーンはちょっと手狭かもしれませんね……

なので、今度はハイエースを狙うつもりだったんですが……、ご存じの通りめちゃ高いじゃないですか?

私の予算を大きく超えてしまっていたので、ハイエース並みに大きくて、車中泊のできそうなクルマということで探していたら、バネットバンに出会ったという感じです。中古なので値段も手ごろだったんで。

  • 購入当初の日産のバネットバン
  • 購入当初の日産のバネットバンとりさらいずさん

――中古車屋さんに探してもらったということですが、お店の方とは面識がありましたか?

いえ、知り合いのつながりでお店を紹介してもらって、私の欲しい条件をお伝えして探してもらったって感じなんです。
すると、2019年式で走行距離が5万6000km、それで金額は60万円くらいというお値打ちなバネットバンが見つかったので、これを買いました。

――バネットバンの実車を見た際の第一印象は?

初めて見た時はただただ嬉しかったです! これが人生初の相棒になるんだ!と思って。
サイズ感とかもその時に見てみて、これなら寝られるし、荷物も積めるのでこのクルマで間違いなかったなって確信しました。

――バネットバンっていわゆる商用車なので、普通車と比べると内装が物足りなく感じるかもしれないですが、それは気になりませんでしたか?

はい。クルマを買ったらもともと私の好みにするつもりだったので、むしろ何もない方がよかったんです。車体の色も最初は真っ白だったんですね。これも私好みの色にするつもりだったから、かえって癖がなくて良かったかなって。

こういう風にいじるつもりというイメージはあったんですよね。

――初マイカーにしては大きなクルマでしたが、特に運転で困ったことなどはありますか?

特にないですね。むしろ初めて運転したのがこのクルマだから、慣れちゃった感じですね。教習車よりも背も高いし、前がつぶれているのでむしろ見やすくて運転しやすいくらいです。

――初めてのクルマな上、クルマの知識もあまりない状態でのカスタムはかなりハードルが高いように感じますが……?

クルマは初めてでしたが、DIYそのものは好きなんですよ。
以前にも鹿の角で魚をすくい上げる網を作ったり、釣りの仕掛けを作ったり、お酒BOXを作ったり。いろいろモノを作るのが好きだったのでもしかしたらクルマもイケるのでは?という印象がありました。

なんでも自分で作りたくなってしまう性格なんです(笑)。

  • 魚の網をもつりさらいずさん
  • お酒の箱をもつりさらいずさん

――ご自身で塗装されたということですが、この色を選んだ理由は?

私自身、緑色が好きなんですよ。今使っている釣り竿も時計もグリーンにしているのと、緑のクルマってあまり街中で見かけないから、目立つかなって思って。

それで実際に塗ってみたらえだまめみたいな色で。私、お酒が好きでおつまみにはえだまめが定番なので、「えだまめ号」という名前にしました。

――ご自身でオールペンされて、なんと費用は2万円台で収まったということですが……

これはタカラ塗料さんという水性塗料のセットを購入して、足りないものはホームセンターで買い足しはしましたが、2万円程度で済みました。

――全部お1人で作業されたみたいですが、かなり大変だったのでは?

大変でした! 全部で5日くらいかかりました。
とにかくクルマのサイズが大きいので、塗っては乾かして塗っては乾かしての繰り返しでしたね。大変だった分、達成感は半端なかったです!

クルマを購入したクルマ屋さんがとっても優しい方で作業スペースを貸して下さったり、いろいろとアドバイスをして下さったりしたおかげで無事に完成しました。

――それだけ途方もない作業だと、途中で面倒に感じることは?

ないです! 正直、業者さんに頼めば早くできる上にキレイに仕上げてくれるのですが、自分でやると費用が抑えられるだけでなく、クルマとの思い出ができるかな?って。

自分でやるのに意義があると思っちゃうんですよね。手をかければかけるだけ、クルマに愛着って湧くし、仮に失敗してもそれはそれでいい味かなって思っちゃうし。

  • オールペン中の日産のバネットバン
  • りさらいずさん自らオールペンの日産のバネットバン

――クルマの色を塗って、次にカスタムをしたのは?

音楽を聴くためのカセットデッキをつけました。レトロで可愛いなぁって思って。
その次にドライブレコーダーを付けて、それから冬仕様にするため床のシートを取っ払って、アルミの銀マットを敷いて、その上にスタイロフォーム(断熱材)を敷いて、床張りを直していった感じですね。

――内装をいじるのって知らないとできないことだと思いますが、りさらいずさんがそうした知識を得たものは何かありましたか?

全部YouTubeですね。クルマのカスタムをされている方の動画を見て参考にしたり、「私だったらこうするかな?」みたいな感じでアレンジしたり。

特に誰かに教わったというわけではなく、自分なりに作戦というか計画を立ててやるようにしていました。完全に自己流なので素人感満点ですけど(笑)。

  • 日産のバネットバン「えだまめ号」
  • 日産のバネットバンの運転席にすわるりさらいずさん

――そうして迎えた初めてのドライブは?

北海道の道北にある初山別村というところに行きました。そこに無料で泊まれて海と夕日が絶景の初山別みさき台公園キャンプ場というところがあるんです。

免許取ったばっかりで運転するのがすごく怖かったですが、今となってはそれもいい思い出です(笑)。

――女性がバネットバンに乗ってキャンプするのは反響とかすごそうですが?

女性キャンパーは多いですが、商用車に乗っているのは珍しいみたいで結構二度見されますね(笑)。商用のバンに乗ってるのに女の子だ!?みたいな感じで。

友達とかに何乗っているの?と聞かれて「バネットバン!」と答えると、「ばねっとばん……?」みたいなリアクションをされます(笑)。

  • 日産のバネットバンと釣り竿
  • 雪の中の日産のバネットバン

――このクルマを買われて、改めて気に入っているところはありますか?

気に入っているところはまず見た目ですね。大きすぎず小さすぎずというか。顔も優しい顔立ちで。そういう緩さがいいなって。

あと緑色に塗りましたが、屋根はあえて白いままにしてツートンにしたんですけど、これも女の子っぽく可愛くていいなって。

――最初から意図的にツートンにしたんですか?

塗っている途中で迷ったんですよね。それでインスタとかでツートンカラーのクルマを見て、こっちの方が可愛く仕上がるかもということであえて残したんですが……それが見事にハマってくれましたね。バネットバンの形にマッチしました。

――現状は北海道の各地を巡っていると思われますが、今後のご予定ややってみたいことってありますか?

今後はもっとお洒落で快適に車中泊できるようなクルマに改造したいと思ってます。
今はクルマの中にコットを入れてその上で寝ているのですが、木材を使って可動式のソファーベッドを作ろうと思ってます。

あと行きたいのがフェリーで道外に出てみたいというのがあります。特にどこって決めているわけではないですが、釣りやキャンプができてキレイなところに行きたいなぁって。

――まさにアウトドアを楽しむには最高のクルマですね。

私にとってはもう相棒としか言いようがないですね。釣りやキャンプの時に乗るので、荷物もガンガン載せるし、悪路を走るから汚れるし、ライトとか虫だらけになることもしょっちゅうです。

なので街乗りとは違ってキレイに乗れることはないんですが、それでも頑張ってくれて、いろいろなところに連れてってくれるし、いろんな人に出会わせてくれたし、いろんな魚を釣らせてくれるまさに相棒のような存在です。

  • 日産のバネットバンとりさらいずさん

初マイカーとなるバネットバンを自らの手でオールペンなどのカスタムを施し、アウトドア仕様の「えだまめ号」に変身させたりさらいずさん。
北海道の大自然の中をさっそうと駆け回り、大きな魚を釣る時や寒い冬場のキャンプにも大活躍するえだまめ号とともに楽しいアウトドアライフが送れているようです。

今後は全国各地へのキャンプや釣りを楽しみたいということだったので、あなたの街でもいつか、えだまめ号に遭遇する日が来るかもしれませんよ!

【Instagram】
りさらいずさん

【Youtube】
RISARISE

(文:福嶌弘)

[GAZOO編集部]

MORIZO on the Road