日産フィガロで夫婦キャンプを満喫! 「あと30年は乗り続けたい」ほど大切な我が家のメインカー
1991年に限定2万台で販売された日産フィガロ。遊び心を凝縮したバイクカーを代表する1台は、発売から30年を経た今、日本だけではなくアメリカやヨーロッパなど世界各地で注目を集めています。
人気再燃の理由は、なんといってもその個性的なデザイン。均一的な見た目のクルマが街にあふれる現代において、そのころんとした独自のフォルムが人々を惹きつけているようです。
フィガロで夫婦キャンプを楽しむピョンさんも、そんなフィガロのスタイルに魅了されたおひとりです。
――現在の相棒を買うきっかけについて教えてください
都市部に住んでいるため、結婚してしばらくはクルマの無い生活を送っていました。それでも、夫の田舎に帰る時や、たくさんお買い物をする時など、やはりクルマが必要なシーンがあって、取り急ぎでいわゆる“足グルマ”を購入したんです。
でも、楽しさとは無縁のクルマで、いつしか「せっかくなのだから、楽しく乗れるクルマが欲しい」と思うようになっていました。
――楽しいクルマの候補として、フィガロが挙がったのはなぜですか?
夫も私もレトロなものが好きなんです。とはいえ、私がもっている運転免許はAT限定なので、本格的な旧車はハードルが高い。色々迷っていたときに、夫が見つけてきたのがフィガロでした。
そこからは理想的な個体探しに邁進。最終的には関西から夜行バスで栃木のショップまで向かって、外装の綺麗な今の愛車に即決しました。2019年4月に納車されました。
――どんなところが気に入っていますか?
まずは滑らかなフォルムです。小さなお子さまからご年配の方まで、性別を問わずみんなが「かわいい」と言ってくれるデザインって、クルマではなかなか無いと思います。丸目のヘッドライトに付けた“まつげ”もチャームポイントです。
――内外装の色合いもとっても素敵ですよね
くすみカラーは最近の流行りでもありますが、本当に綺麗ですよね。まっ白の内装も、最近のクルマにはあまり見かけないと思います。エメラルドの車体に合わせて、ダッシュボードやシートのパイピングは深緑になっています。
この雰囲気を壊さないように、車内に置くものにもこだわるようになりました。ドラレコもまっ白に塗装したんですよ!
――デザインも色もお気に入りのフィガロですが、逆に不満点はありますか?
あまりないですが、しいて言うなら「もう少し荷物が載れば……」と思うことはあります。このフォルムをキープしたまま積載量が増えればベストですね(笑)
――見た目だけじゃなく、走っても楽しいクルマですか?
パイクカーシリーズの“先輩”であるBe-1やパオにはなかったターボがフィガロには搭載されているので、しっかり走ってくれるんです。
――「フィガロでキャンプ」、意外な組み合わせだと思いました
よく「荷物載るの?」とお声がけいただきます(笑)。もちろんフィガロに載らないから諦めたギアは数知れずありますが、トランクの中は意外に広いし、登山用のギアにするなど軽量化・コンパクト化を図れば夫婦ふたりなら大丈夫。
テントの中やタープの下からフィガロを眺めてニコニコ過ごしています。
――2019年から約3年でどれくらい走りましたか?
納車時の総走行距離が約11万kmで、今は16万3000kmくらい。5万km以上は走っています。一番遠出をしたのは、大阪から長野、草津温泉へ行って大阪へ戻るという約1000kmの旅です。
――写真を拝見していると、いつも綺麗に洗車されているようですね
塗装が痛むので、じつはあまり洗車はしていません。汚れが気になるときに、濡れ雑巾で拭く程度にしています。
気をつけているのは、「濡れたまま放置しない!」ということ。我が家はメインカーとしてフィガロを使っているので雨の日も乗りますが、帰ったら水滴が残らないように拭き上げるようにしています。
――フィガロといえば、大きく開くキャンバストップが特徴です。オープンにして走ることは多いですか?
はい、もちろん! 雨の日でなければ、幌を開けて過ごしています。
――フィガロを購入して生活に変化はありましたか?
社会人になると、新しい友人や知り合いは増えづらくなっていきますが、フィガロを通じて友人・知人の輪が広がりました。オフ会で他のフィガロオーナーさんや、パイクカーオーナーさんと仲良くさせていただいています。
「同じクルマのオーナー」という共通項があるので、価値観の近い様々な世代の方とお話ができるんです。
それに、フィガロをメインにしたInstagramを始めたりと、色々な新しい経験をさせてもらっています。
――ドライブ以外の趣味は、やはりキャンプですか?
そうです!今度、パイクカー仲間とグルキャン(グループキャンプ)をしたいね、という話をしています。日が暮れたら、みんなでたき火を囲んでクルマトークをしたいですね。
――フィガロでこれから、どんなところへ行ってみたいですか?
近々九州へ行きます。フェリーにフィガロを載せていって、現地であちこちをドライブして巡ろうと思っています。
――16万km超えのフィガロですが、買い替えの予定はありますか?
全くありません! 2021年で発売30周年を迎えたフィガロですが、あと30年は乗り続けたいですね。そのためにプロの方にきっちり整備をしていただき、部品も買い置きしています。30年乗る予定なので、九州だけじゃなくて全都道府県を巡ることができそうです(笑)
30年前に生まれたフィガロと、これからの30年を過ごしたいと語ってくれたピョンさん。その愛らしいフォルムを、日本全国、どこかの道で、あなたもいつか見かけることがあるかもしれません。
【Instagram】
ピョンさん
(文:三代やよい)
[GAZOO編集部]
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