トヨタ アレックスは僕にとって“ちょうど良さ”が完璧なクルマ
「僕はクルマに対して、徹底的にお金を注ぎ込んでいくタイプでは無いですね。クルマのイベントにもあまり行かなくて……」
そう語るのは、2002年式のアレックス(NZE121)に乗り、今年で6年目だというスギさん41歳。
子供の頃は昆虫やロボットよりも、乗り物全般が好きで、よくお兄様とテレビで放送されていたラリーを見ていたのだとか。そんなクルマに対してこだわりを持っていそうな彼だが、愛車に全エネルギーを注ぎ込むほど、強いこだわりは持っていないのだとか。
そんなスギさんが、アレックスとどのような経緯で出会い、なぜ愛車として迎え入れたのかなど、お話を伺いました。
今回はアレックス×スギさんのお話です。
――アレックスに乗るまではどんなクルマに乗られてきたんですか?
親から譲ってもらった1991年式のカローラに8年くらい乗った後、CR-Vにも少し乗っていたんですけど、その後は引っ越しの影響もあって、クルマの無い生活を5年くらい送っていました。今のアレックスに乗ることになったのは、6年前くらいだったと思います。
――出会いはどんな感じだったんでしょう?
実は、元々父がアレックスに乗っていて、そのクルマを受け継いだんです。
――そうだったんですね。元々アレックスに乗りたいと思っていたんですか?
正直言うと、そういう気持ちは全く無かったんです(笑)。カッコ良いとも思っていませんでした。ただ、ハッチバックのクルマは元々好きでしたし「今の時代に乗ると、珍しいし良いかもな」程度に思っていましたね。
――スギさんがお願いして譲ってもらったわけではないんですね
実は、父親が他界して、乗る人がいなくなっちゃったんですよ。その時、ちょうど僕はクルマを持ってなかったですし、だったら引き継いで乗ろうかって思ったんです。
もし父がずっと乗り続けていたら、多分僕が乗ることはなかったと思います。というのも、走行距離が23万kmを超えているくらいなので、そのまま廃車になっていたんじゃないかな。
――そういった経緯があったのですね…。愛車になった時の感覚はどんな感じでしたか?
さっきも言った通り、最初はあんまりカッコ良くないなって感じていました。当初はまだホイールキャップが付けられていたんですけど、それもなんか微妙だなって思ってたんですよ。
兄弟車でカローラ ランクスというクルマがあるんですが、差別化するために、アレックスにはメッキが施されているんですよ。それが自分の好みではなかったんです。
――そういう、気になる加飾は、その後自分好みにアレンジしたのでしょうか?
当時、アレックスをネットで画像検索してみたら、海外で走っているであろう、見た目がちょっと違うアレックスの画像を見つけたんです。どうやら、国内仕様と海外仕様で僅かに違いがあるみたいでした。それを見て、もしかしたらパーツを変えれば、自分好みにできるんじゃないかって思ったんですよね。
――今のアレックスはアレンジ済みなんですか?
はい、そうです。国内仕様のアレックスって、車種の頭文字のAのエンブレムが付いているんですけど、それもTOYOTAのエンブレムに交換しました。グリルは海外仕様のものが手に入らなかったので、海外仕様に似ているランクスのグリルをネットで手に入れて交換したんですよ。
ホイールはキャップを外した状態のスチールホイールになっています。
――アレックス特有の良さみたいなものは感じましたか?
僕って、何事に関しても選択肢が多いのが苦手で、“既に決められているもの”をどうアレンジするかの方が向いているタイプなんですよ。
このアレックスって正に、父から受け継いだ1つしかない車種として、揺るがないわけじゃないですか。多分、次に乗る愛車が明確に定まってなかったからこそ、こうアレンジしたら面白いかもとか、カッコ良くなるかもって考えることが出来たんですよね。
今思うと、アレックスにはそういった“余白”みたいなものがあると感じたし、それが自分が感じるアレックスの良さなのかなって思っています。
――スギさんはSNSで、アレックスに関しての投稿をずっとされていますが、アレックスのことが好きなんだなっていう、愛をすごく感じましたよ
そうですか?(笑)。自分では分からないですが、ありがとうございます。傷とかもいっぱいあるので、大っぴらに自慢するのは恥ずかしいんですけどね。
言われてみたら、確かに投稿し続ける理由の1つに“愛”があるのかもしれないですね。
――スギさんにとってアレックスに愛着を持っている理由は何だと思いますか?
“ちょうど良い”ことですかね。どんな時も程よく楽しませてくれるアレックスは、最高にちょうど良いクルマだし、気に入っているポイントでもありますね。
――アレックスに乗ってきたこの6年間で、印象的な出来事はありましたか?
そういえば、アレックスに乗って、気付かされる出来事がありました。
というのは、一時期、エンジンの調子が悪くなったことがあったんですよ。廃車になるかもしれないと覚悟していたんですが、車屋さんに持って行ったら、1個パーツを変えただけで直ったことがあったんです。
「クルマって修理したら、ちゃんと治るんだ」っていう、単純なことなのに、自分的には結構驚きで…。今までは壊れたら、お店の人に「そろそろ乗り替えたら?」って言われることも多くて、壊れたらそれまでだと勝手に思っていたんですよね。その体験がクルマに対する意識を変えてくれたし、印象的な出来事でしたね。
――今後、アレックスにはどう乗っていきたいですか?
「ずっとゆるく乗っていきたい」と思いながらの6年間だったのですが、2002年式なので、もう、そうは言っていられないかもしれないですね。
ただ30万kmくらいまでは乗れたらいいなと思っています。良い程度にゆるく乗りたいという思いは今後も変わらず乗り続けるだろうなと思います。
――今のスギさんにとってアレックスはどんなクルマになりましたか?
維持するのも無理なく出来て、乗せたいものも乗せられて、難なく生活に溶け込む感じ。数あるクルマの中で、本当にちょうど良いクルマですね。自分にフィットしていると思うし、身の丈にあったクルマなのかなと感じます。
最初は好みの見た目ではなかったけれど、アレンジすることで愛着も湧き、この先も大切に乗り続けたいとまで思うようになったというスギさん。
「とある雑誌に載っていた“10万kmは通過点”という言葉には感銘を受けました」
そう語るスギさんは、その言葉の通り、今後も可能な範囲内で維持し続け、アレックスと共にゆるく素敵に過ごしていくことでしょう。
【Instagram】
スギさん
(文:秦 悠陽)
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