東京モーターショーで一目惚れ! 12年を共に過ごすジュークニスモは、僕の心の安定剤
2011年の東京モーターショーで、ジュークニスモの先行モデルを見て一目惚れしてしまったと話してくれた「やっちゃんさん」。
NISMO専用のフロントグリルやバンパー、サイドシルプロテクターなど、通常のジュークからは想像のできないスタイリッシュでスポーティなデザインから目が離せなくなってしまい、すぐに購入を決めたということです。
今回は、やっちゃんさん×ジュークニスモのお話をお届けします。
――私はジュークのデザインが大好きなんです。ちょっとエイリアンっぽい個性的な顔つきが癖になると言いますか(笑)
あはは、エイリアン(笑)!すごく分かります!僕もジュークのデザインは大好きですが、どっちかというとニスモ派かなぁ〜。あとは、そういうエイリアンっぽい?ジュークから、ニスモ仕様が登場するというのにも興味があったんです。
――ニスモが良かったということは、走りにこだわりたかったということですよね?
そうですね。実際に市販化されるとなってスペックを見た時に、足回りを固めていたり、ノーマルよりもタイヤが3インチ大きかったり、1.5Lの上のグレードで1.6Lの“16GT FOUR”に搭載されているターボエンジンが、さらに10馬力アップの200馬力だというので乗ってみたいと感じたんです。
久しぶりに心に刺さるクルマが登場したと、居ても立ってもいられなくなって、埼玉から日産本社まで乗りに行って購入を決めたんですよ。
――乗ってみてどうでしたか?
発表してすぐだったから、まだニスモは用意されていませんでした……。
――ええっ!? じゃあ、乗らずに契約したんですか?
いえ。“16GT FOUR”とは10馬力の差だから、これとほぼほぼ同じだろうということで(笑)、いや? そういうことにして(笑)、1.5Lのグレードと16GT FOURを乗り比べてきました。だって、せっかく埼玉から出てきたんだもの〜。
実際に高速を走ってみると、中間加速が別物で、昔でいうところのドッカンターボとは違うけど……、一気にパワーが炸裂する加速がとても面白くて、1.5Lのグレードとこんなに差があるならニスモはもっと楽しめそうだと、実車には試乗せずにディーラーで購入しました。
――実際にニスモに乗ったらもっと楽しかったですか?
もちろん!案の定16GT FOURと似たようなところはあったけど、踏めば結構ジャジャ馬で、良い意味で想像の上をいっていました(笑)。それこそ、スポーツモードにしてアクセル踏むと、ハンドル操作が追いつかないといった、そんな感じがあるんです(笑)。
ただ、トランスミッションがCVTからなのか4500回転を上回るとトランスミッションが滑るような感覚があるんですよ。でも、最近はそれも可愛いところだなと感じるようになってきました。
―――おお!その現象は、長年一緒にいると 嫌だなと感じていた所がよく見えてくるといった、アレですね。
そうそう(笑)。基本的には普段使いをしているんですけど、ジュークニスモでは奥さんと色々な場所にドライブに行ったから、思い出が沢山詰まっていて家族のように思っているんです。
というか、ジュークニスモに限らず、僕にとってクルマというのはそういった存在なんですけどね♪ジュークニスモの前にセレナに11年間乗っていたんですけど、セレナにもずいぶん愛情を注いできました。
最後にディーラーに引き取ってもらう時に故障して、もしかして……行きたくないと伝えているのかな?と胸が締め付けられたのを今でも覚えています。奥さんは「可哀想だ……」と大泣きしていましたね。でも、結構走っていたし、寿命だったんだよなぁ。
―――ジュークニスモの走行距離も、結構伸びていますか?
10万kmを越えました。セレナと同じように、夫婦で各所に旅行に行っていますから。
心に残っているのは、セレナに乗っていた時に出来たお友達が大阪で開催したオフ会に行ったことです。みんな、セレナからはほとんど降りてしまっているんですけど(笑)、これがまたずっと仲良しなんですよ。
帰りに、奈良にあるスーパーセブンやR32スカイラインGT-Rなどの珍しいクルマが集まるカフェに立ち寄って、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
あとは、和歌山に温泉に行ったり、奥さんの実家のある山形に行ったりだとか、けっこう全国のいろいろなところに足を運んでいますね。山形からの帰省の時に仙台を回ってから帰ったんですけど、そこそこ大きいボディなのに、ワインディングが楽しいし、硬い足回りのおかげで車酔いしやすい奥さんが全然大丈夫だったのには感動したな。
―――今後は、どういう風に乗っていきたいですか?
少しでも長く乗れるように、維持に努めていきたいと思っています。購入した当初からそのつもりだったから、オイル交換は3000kmごとで、それ以外にも油脂類は車検のたびに交換しています。
それをずっと続けて、常に健康な状態を保てるようにしています。結局のところ、それが僕の心の安定にも繋がるんですよ。
そう笑いながら話してくれた やっちゃんさん。あと10年、いや、目指せ20年! これからもジュークニスモのハンドルを握り続けて下さい
(文:矢田部明子 写真:やっちゃんさん提供)
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