日本の免許証で世界をドライブ!
女性にもっとクルマを楽しんでもらうための情報を提供する「クルマ×女子通信」。第1回目のテーマは、「日本の免許証で世界をドライブ」と題して、女性が海外ドライブを楽しむための情報をお届けします。 海外旅行者の増加とともに、外国でも女子旅を楽しむ女性が増えています。どうしてもツアーで決められたプランになってしまう海外旅行ですが、意外と簡単に海外でもクルマを運転できることはご存知でしたか?もしフリーな日が1日でもあるのなら、現地でレンタカーを借りてオリジナルの女子旅を楽しみましょう!
まずは海外ドライブの準備から
海外ドライブしよう!と決めたら、渡航先で運転するために、何が必要なのかをまずチェック。基本的には国際免許証が必要になりますが、ハワイやグアムなど、日本の運転免許証だけで運転可能な国も。詳しくは各国HPを参考にしてください。
運転しやすいのは、車社会で道路が広いアメリカ、日本と同じく左側通行のオーストラリアなど。逆にヨーロッパはオートマ車がほとんど普及していないので、マニュアル車の運転に慣れていない人は避けた方が無難です。(レンタカーでオートマ車を指定することもできますが、割高になる上、台数が少ないので注意が必要)
国際免許証の取得方法も確認しておきましょう。まずは申請に必要なもの※1を用意。
準備ができたら運転免許試験場・センター、指定の警察署(愛知県の場合は中村警察署)へ。案内に従って手続きを行えば、即日交付(警察署は約2~3週後)してもらえます。
次はレンタカーの手配です。
これは、出発前の予約が絶対にお得!日本の旅行者向けに、保険がセットになったリーズナブルなプランが各旅行会社から数多く出ています。現地での手続きが簡単になる上、希望の車種を事前に予約できるというメリットも。特にシーズン中のハワイは、予約しておかないと車を借りることすらできないのだとか。早めの予約が必須です。
旅行当日は、まずレンタカー会社のカウンターへ。日本の運転免許証、国際免許証、クレジットカード、予約票を提出して、簡単な手続きを済ませます。キーを受け取ったら、指定された駐車場番号の車に乗り込んで。ウィンカーやワイパーなどの操作を確認したら、いざ出発!楽しいドライブ旅の始まりです。
※1 運転免許証、写真1枚、パスポート、印鑑、手数料2400円(愛知県の場合)
海外ならではの交通ルールに注意!
さて、ワクワクしながら出発した海外ドライブ。しかし、日本と同じように運転していただけで違反になってしまった!という悲しい話も…。
日本人が最も戸惑うのが「右側通行」です。間違えやすいのが、駐車場やガスステーションから公道へ出るとき。うっかり対向車線に入ってしまわないよう、「右折は小回り、左折は大回り」の意識を大切に。また、「クラクションを鳴らす」「お礼代わりにハザードランプをつける」ことも、日本独自の文化なので避けた方が無難です。「緊急時」でもないのにハザードを点火すると、違反になる国も。さらに、ラウンドアバウト(信号のない交差点)も海外ならでは。入り方・出方を正しく理解する必要があります。
他にも、左のイラストのように「停車中のスクールバスを追い越すのは×(アメリカほか)」「赤信号でも右折が可能(アメリカほか)」など、独特の交通ルールも。さらに、「踏切ではスピードを落とすだけで一時停止しない(フランスほか)」「同乗者も飲酒は禁止、車内にアルコールがあるのも×(アメリカ)」など、国によって様々なルールがあるので、事前の情報収集は必ず行いましょう。
そして女子旅ならではの注意ポイントも。車で旅するということは、貴重品も一緒に移動しているということ。「免税店でショッピングした後、クルマに残した荷物が盗難の被害に…」なんてことにならないよう、十分に気をつけましょう。「クルマだから」と、女性だけで人気のない場所に行くのも禁物。また駐車場で車を止める場合は、死角に行かないように。治安のいい場所でも、安全対策は必要です。
違反や事故、事件を防ぐために、まずはその国の正しいルールをしっかりと身につけましょう。標識、交差点でのルール、街の治安など国によって大きく違うということを意識して、楽しいドライブを楽しんでください!
海外ドライブデビューにおすすめのコースは?
海外ドライブに必要なことは理解できたけれど、初心者でも安心のコースって?どんなことをポイントに計画を立てたらいいの?
そんなあなたにオススメなのはハワイ。
右側通行・左ハンドルではありますが、道路が整備され、ローカルたちの運転マナーもいいハワイは、海外ドライブデビューにぴったり。標識が英語なのと、レンタカーに日本車が多いのもポイントです。
ここでは、海外ドライブ初心者にオススメのハワイドライブコースをご紹介します。
○アクティブ派に!
景色のよい海岸線や山々を眺めながら、ランドアクティビティもマリンスポーツも楽しめる「大自然満喫コース」
ワイキキビーチ沿いを走り抜けハワイのシンボル『ダイヤモンドヘッド』で絶景を堪能→『レインボードライブイン』でロコに人気のプレートランチに舌鼓→スノーケルのメッカ『ハナウマ湾』まで爽快ドライブ→海底から地響きのような音が聞こえる、迫力の『ハロナ潮吹き穴』などの観光名所を巡る→全米ベスト1にも選ばれた『カイルアビーチ』でリゾート気分を満喫
○のんびり派に!
ワイキキにいるだけではわからない、オアフ島の様々な表情を楽しめる「ゆったりロコ気分コース」
『ワイケレプレミアムアウトレット』で女子旅必須のショッピング→見渡す限りのパイナップル畑が広がる『ドールプランテーション』でひと休み→のどかな田舎町『ハレイワタウン』でおいしいレストランランチ→『ラニアケアビーチ』でウミガメウォッチング→シュリンプの屋台が並ぶ『カフク地区』で絶品エビのガーリックバター炒めに舌鼓→東海岸の景色を楽しみながら『クアロアビーチ』で町の喧騒とはちがった空気の中でのんびり
このように自由にプランが組めるのは、ドライブ旅ならでは。もちろん、ハワイ以外にもオススメのスポットは世界中にあります。オーストラリアや南カリフォルニア、運転に自信があればヨーロッパをドライブしてみても。自分の「好きなこと」「行きたい場所」がギュッと詰まった、オリジナルの女子旅を楽しんでみてください。
基本をしっかりと押さえて安全運転を心掛ければ、海外ドライブは難しくありません。次回の長期休暇は、レンタカーでの旅にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
さて、次回の「クルマ×女子通信」のテーマは「クルマの色」。
「好き」だけで選んだら損をする?!購入時に参考にしたい「ボディカラーの豆知識」から、クルマの色の歴史など内容盛りだくさんでお送りしますので、お楽しみに!
[ガズー編集部]
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