SUPER GT好き女子に聞いた!「サーキット場での楽しみかた」

SUPER GT好き女子は、“誰と来ているのか”、“最初はどんなきっかけでレース観戦したのか”を、SUPER GTを楽しんでいる女性ファンに聞いてみました。

SUPER GTの選手、チーム、クルマ、ルールも知らないSUPER GT初心者がレースに行って楽しめるのかな~。
わざわざ遠くのサーキットまで行って、よくわからないまま見て終わらないかな~。と初めて行かれる方の心配はつきませんよね。でも心配ご無用!

SUPER GTにはさまざまなコンテンツが用意され、大人から子どもまで楽しめるイベントがあるんです!
それでは、SUPER GT初心者のサーキットでの楽しみ方をご紹介します!
SUPER GT初心者の方をサーキットに誘う際のご参考にもされてみてください。

レース開始までのイベントは初心者でも楽しい

サーキットサファリでドキドキ

土曜日の予選日には、サーキットで大人気の「サーキットサファリ」が開催されることがあります。

レーシングコースを疾走中のGTマシンを、バスに乗って間近で見学するイベントです。
GTマシンの走る姿を間近に見ることができますし、バスのすぐ横をGTマシンが走り抜けて行くという、非日常な体験は大人から子どもまで、大興奮間違いなしのコンテンツです。

決勝戦が行われる日曜日は、レース開始前まで、様々なイベントが開催されます。

  • 予選日に行われたサーキットサファリ(チケット別売)サーキットサファリがない場合もあるのでスケジュールは要チェック

ドライバートークショーでウキウキ

SUPER GTのドライバーによるトークショーは、無料ですので大変おススメです。
推しの選手が出演してくれるとたまりませんよね。

初心者の方は最初、選手もほとんど知らない状態だと思います。レース中は、車の中、しかもヘルメットをかぶっているので素顔を見ることはできませんが、トークショーではしっかり素顔を見ることができます。

話し上手な選手、イケメン選手など、その日に応援する選手、チームを決めるチャンスです。
将来的にはファンになるかも!現地観戦ならではの楽しみ方ですよね。

ピットウォークでワクワク

サーキットに初めて来た方は、ピットウォークにもぜひ参加してみてください。イベント的には一番おススメですが、有料で事前にチケットを購入する必要があるので、その点はご注意ください。

今はコロナ禍でドライバーやレースクイーンとの距離をとる必要がありますが、従来はドライバーがサインしてくれたり、チームがプレゼントを配ったりと最高に楽しいんです。キッズピットビューイングが開催されると、お子様は選手と間近で会話したり、サインをもらったりすることができます。

かっこいいGTマシンも間近で見れます。コースを走っていると大迫力なんですが、ピットにあるGTマシンをみると意外に小さいのに驚くかもしれません。

  • 多くの人で賑わうピットウォーク

航空自衛隊によるウェルカムフライトを見上げる

決勝レース前に戦闘機がホームストレート上空を駆け抜けます。

オートポリスは、航空自衛隊の主力戦闘機のF15、11月6日のモビリティリゾートもてぎでは日米共同で改造開発した先進の電子機器を搭載したF2戦闘機を見ることができます。

航空機の迫力のある音と共に、いよいよ始まるぞ!という期待感を膨らませてくれますよ。

昼:イベントの合間はイベント広場でお祭り気分

ピットウォークやサーキットサファリなどイベントの隙間時間は、イベント広場を貪欲に楽しみましょう。

B級グルメに舌つづみ

大分県にあるオートポリスでは、九州の名物をつかった出店が立ち並ぶ、「うまかもんストリート」が恒例で、多くの来場客で大賑わいです。

種類が豊富で、九州出身の私でも何を食べようか目移りしてしまいます。各戦、サーキットごとのグルメをぜひ堪能してください。

プロ野球の球場は、ファンが喜ぶ選手弁当とかもあって充実していますよね。
SUPER GTもそういうのがあると嬉しいなぁと思います。例えば、スバリスト向けに、61ソーダとかね!私は買っちゃいます。

  • 特にレースが始まる前の正午~13時頃は多くの来場客であふれかえる。

  • 大分といえば中津唐揚げ、そして熊本名物の馬肉を使った馬肉丼などを堪能。他にもコロッケや冷たいデザート等、多種多様にそろっている。うんまか~!

イベント広場のミニオートサロンを楽しむ

トヨタ、日産、ホンダなど多数のレーシングチームのブースを巡ってください。さながら自動車ショーです。
いろんなグッズも売ってますので、午前中に推しのチームを決めたら、何かグッズを買ってみましょう!応援にもより一層熱が入りますよ。

SUPER GT好き女子の声
「ブースもスポーツカーも普段は見る機会がないのと、イベントも楽しみながら回れるのがSUPER GTの魅力です」

レースを楽しむ!“非日常”を味わえる大迫力な音とスピード感

  • GT500のGR Supraを操るのは人気と実力を備えたトップドライバー

レースがスタートすると、スタンドが壁となるイベント広場でも、かなり大きな声で話さないと会話することは難しくなるほどの疾走音が鳴り響きます。自然と心拍数もあがります。

レース観戦しているSUPER GT女子に、レース観戦の楽しみ方を聞いてみました。

「普段からレースに興味があるわけではなかったけど、いざレースを見てみると“カッコいいな”とか、普段では体感できない“スピード感や音”、“タイヤが焼けるような匂い”も感じられて非日常を味わえます。」

「スピード感やスタンドの雰囲気が楽しい。」

体中に轟くマシンの疾走音やカラーリングが施されたGTマシンを見られるという、普段では味わえない“非日常”そのものを楽しんでいるようです!

小さな子どもと芝生エリアやキャンプサイトで楽しむ

クルマの乗り入れ可能な芝生エリアで観戦していた、SUPER GT好きお母さんにお話を聞いてみました。

「芝生エリアは、いちばんゆったり落ち着いて観られるんですよ。スタンドはたまに通ってはみるけど、スタンドでずっと見ることはないですね。
小さいうちは子どもがすぐに飽きて、あっちこっち行ってしまうんです。でも、芝生エリアだと落ち着いて観戦できますよ。

一度、こういう場所(キャンプや芝生エリア)から観戦すると、“こういうのもありかな?”と思ってもらえるかもしれないですね。」

「もちろん、スタンドより近い距離でGTマシンを観戦できますしね。音もより楽しめます!」

自分のスペースを確保して、ゆったりと落ち着いて観られるのに、GTマシンをより大迫力で楽しめる。
しかも、自分なりの方法で楽しめるというのは、芝生エリアならではの楽しみ方ですね~!

芝生エリアは、目の前でマシンが駆け抜ける迫力や音を楽しめるので、ものすごく詳しいコアなファンに人気のエリアなのかと思いきや、小さいお子さまがいるご家庭や、人との間隔を空けながら観たい方にとっても、非常に魅力的で過ごしやすい場所ということが分かりました。

徐々にキャンプエリアも拡大しており、キャンプ×GTを楽しまれる方も多いようです。
芝生エリアキャンプエリアといっても、ハードルはそんなに高くなく、愛車の荷室のリヤゲートを開けて、腰掛けながら観戦している人も沢山いました。

サーキットは遠方にあるので道中はドライブ気分

  • 朝8時頃、かぶと展望所から見た雲海(熊本県阿蘇市)

サーキットは都心から離れたところにあるので、行くのが大変だからこそ観光気分が味わえるのもポイント。
例えば、オートポリスは阿蘇山北側に位置し、熊本側から向かうと絶景ドライブ100選の「ミルクロード」を走ることができます。秋のススキの中を車で駆け抜けて、最高に気持ちいいです。

帰りの時間帯は夕陽が沈むころ。サーキットを出るまでに、一斉に帰宅するクルマで渋滞は発生しますが、レース後の高揚感に包まれながら、道中で地元の美味しいご飯を食べて帰るのも楽しみの一つです。

だれでも楽しめるSUPER GTに誘ってみる

レースを知らなくても、決してテレビ、スマホでは味わえない、実際の音やマシンが駆け抜ける迫力などのレースによる“非日常“に多くの人は驚き、刺激を受けると思います。

しかも、B級グルメを楽しむ、ブースを見て回ったり、ピットウォークに参加したり、サーキットサファリなどのイベントなど、レース以外も、“来場者全員が楽しめる居場所”があります。

SUPER GT好き女子の声
「クルマにそんなに興味がない友達でも、一度見てみたら、意外と楽しめることがわかって、ハマるかもしれませんね。美味しいものも食べられますしね。」

SUPER GT好きの貴方!今度SUPER GTに行くときは、是非、皆さんが連れて行きたいと思い浮かべるそれぞれの“あの人”を誘ってみてくださいね。きっと初めてでも楽しんでもらえますよ!

そうしてSUPER GTを楽しむファンがもっと増えて、スーパー耐久、スーパーフォーミュラなど、日本のモータースポーツ全体が盛り上がっていきますように!

(文/写真:GAZOO編集部)