【トヨタ WEC】第4戦予選、2014年以来となる地元富士でポールポジションを獲得
10月13日(土)静岡県の富士スピードウェイで2018年-2019年スーパーシーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦富士6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が2014年以来となる"地元富士"のレースでポールポジションを獲得。7号車は実質、トップタイムをマークしながらも、ピットロードスピード違反によりLMP1クラス最後尾からのスタートとなりました。
WEC 2018年 第4戦 富士6時間レース 予選結果:LMP1クラス
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
1 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:23.648 |
2 | 1 | アンドレ・ロッテラー ニール・ジャニ ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:24.359 |
3 | 3 | トーマス・ローレン マティアス・ベシェ グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:24.533 |
4 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ マテヴォス・イサアキャン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:24.744 |
5 | 11 | ヴィタリー・ペトロフ ミカエル・アレシン ジェンソン・バトン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:25.146 |
6 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン ジェームス・ロシター | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ニスモ | 1:26.579 |
7 | 10 | ベン・ハンリー ジェームス・アレン | ドラゴンスピード/ BRエンジニアリングBR1・ギブソン | 1:28.207 |
8 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID |
13日(土)、前日の赤旗中断による走行時間短縮を受け、朝からの公式練習3回目は30分間延長して実施されました。雨は降らなかったものの、終日空は雲に覆われ、気温15度、路面温度21度とやや肌寒いコンディションの下、午後2時30分よりLMPクラスの予選が開始。
ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定されます。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックしました。
8号車はフェルナンド・アロンソに続き、セバスチャン・ブエミがアタック。2名の走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていましたが、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かいましたが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になりました。
しかし、セッション終了直前に、7号車のロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなりました。
この結果、8号車がポールポジションに立ち、TOYOTA GAZOO Racingにとって、"地元富士"のレースで2014年以来となる最上位グリッドから明日の決勝レースのスタートを切ることとなりました。今大会、TS050 HYBRIDには、26kgの重量増加を課されたことによって、2番手のレベリオンとの差は縮まりながらも、0.711秒差でポールポジションを獲得。
様々なドラマのあった予選が終わり、TOYOTA GAZOO Racingは、今季4戦連続となるポールから、母国のファンの前で、1-2フィニッシュを目指し、6時間の決勝レースへ挑みます。決勝レースは、14日(日)午前11時にスタートが切られます。
[ガズー編集部]
WEC 2018-2019 第4戦富士6時間レース レース記事
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