【トヨタ WEC】第6戦予選、8号車がコース記録更新でポールポジション
FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの第6戦セブリング1000マイルレースの予選が現地時間3月14日(木)深夜に行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDが1,2番手タイムで最前列グリッドを独占しました。
WEC 2018年 第6戦 セブリング1000マイルレース 予選結果:LMP1クラス
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
1 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:40.318 |
2 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:40.803 |
3 | 3 | ナタナエル・ベルトン トーマス・ローレン グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:42.863 |
4 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ セルゲイ・シロトキン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:42.942 |
5 | 11 | ミカエル・アレシン ヴィタリー・ペトロフ ブレンドン・ハートレー | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:43.005 |
6 | 1 | ニール・ジャニ マティアス・ベシェ ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:43.015 |
7 | 10 | ヘンリク・ヘドマン ベン・ハンリー レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ | ドラゴンスピード/ BRエンジニアリングBR1・ギブソン | 1:44.288 |
TOYOTA GAZOO Racingは今大会も予選でトップ2を独占する速さを見せました。現在ポイントリーダーの中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車は2人の平均タイム1分40秒318でポールポジションを獲得しました。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は2人の平均タイムで8号車に0秒485差の2番手で、TOYOTA GAZOO Racingは決勝レースを最前列から2台が並んでスタートすることとなりました。
最初のアタックを担当したアロンソは、1分40秒124というタイムを叩き出し、セブリング・インターナショナル・レースウェイにおける予選での公式コースレコードを更新。アウディが2013年に記録したこれまでの記録を3秒762上回って見せました。明日15日(金)に行われる決勝レースでは、1950年代からトップクラスの耐久レースが行われてきたセブリングの現行レイアウトにおける、レース中のラップレコード更新にも期待がかかります。
予選は現地時間の午後10時過ぎに開始されました。壁が迫り、縁石も難しく、コース上の混雑も激しいことで有名な1周6.019kmのコースで、ドライバーにとってはコース上の空間を見出すだけでなく、暗いという更なるチャレンジが加わる中でのアタックとなりました。
3回の公式練習中2回にわたってトップタイムをマークした7号車でしたが、予選では2番手に甘んじることとなりました。最初に担当したコンウェイはアタックラップで充分なタイムをマークすることが出来ませんでした。代わって7号車に乗り込んだロペスは、1周目はコース上の混雑に阻まれ、2周目のアタックではミスによりコースオフしたため、時間ぎりぎりとなった最後のアタックを慎重に決め2位を確保しました。
8号車は大きな問題無くセッションをこなし、最初のアタックで最速タイムをマークしたアロンソは、セブリングの公式記録にその名を残すこととなりました。続いてステアリングを握った中嶋も、コース内での空間を上手く見出し、2人の平均タイムで8号車はポールポジションを獲得しました。
TOYOTA GAZOO Racingは最前列グリッドから1000マイル(約1600km)の長いレースに臨み、今季5度目となる1-2フィニッシュを達成して、現在29点差をつけている選手権でのリード拡大を目指します。
[ガズー編集部]
WEC 2018-2019 第6戦セブリング1000マイルレース レース記事
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