【トヨタ WEC】第7戦予選、昨年を上回るタイムでTS050 HYBRIDが最前列グリッド確保
5月3日(金)ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで2018-2019年スーパーシーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦スパ・フランコルシャン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDがポールポジションを獲得しました。
WEC 2019年 第7戦 スパ・フランコルシャン6時間レース 予選結果:LMP1クラス
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
1 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:53.747 |
2 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:54.243 |
3 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ セルゲイ・シロトキン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:54.711 |
4 | 3 | ナタナエル・ベルトン トーマス・ローレン グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:55.640 |
5 | 11 | ミカエル・アレシン ヴィタリー・ペトロフ ストフェル・バンドーン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:56.018 |
6 | 1 | ニール・ジャニ アンドレ・ロッテラー ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:56.021 |
7 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン パオロ・ルバーティ | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ギブソン | 2:02.246 |
マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車がポールポジションでボーナスポイントを獲得し、ドライバーズ選手権での首位との差を14ポイントへと縮めました。ポイントリーダーのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソが駆る8号車が2番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingはもう一つのホームレースで、最前列グリッドに並んで決勝レースのスタートを切ることとなりました。
多くのチーム関係者やその家族が見守る前で、明日4日(土)にチームチャンピオンを決定すべく、TOYOTA GAZOO Racingは変わりやすい「スパ・ウェザー」に翻弄されながらも決勝レースへ向けて完璧なスタートを切りました。
7号車の最初の予選アタックを担当した小林が好タイムをマークすると、引き継いだコンウェイはこれを上回る、今大会での最速ラップを叩き出しました。このコンウェイのタイムは、2017年にステファン・サラザンがTS050 HYBRIDでマークしたスパ・フランコルシャンにおけるLMP1クラス車両のラップレコードに僅か0秒025まで迫るものでした。
8号車の予選を担当した中嶋とブエミは、2人の平均タイムで7号車に0秒496及ばず2番手グリッドとなりました。
セッション序盤から僅かな雨が降り始めたため、全車両が、ピットレーン出口が青となると同時にタイムアタックを開始しました。セッション開始後15分間はほぼ雨の影響は無く、2台のTS050 HYBRIDはその間に好タイムを刻みました。その後強くなった雨により赤旗中断が発生し、各車とも更なるタイムアップはなりませんでした。
明日4日(土)の決勝レースは、気温が低く、雨になるという予報が出ており、天候がレースを左右する大きな要素となります。これは、チームがヘビーウェットコンディションながら、低ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDで高い競争力を見せた木曜日の公式練習2回目で得られたデータが重要になることを意味します。
[ガズー編集部]
WEC 2018-2019 第7戦スパ・フランコルシャン6時間 レース記事
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