【トヨタ WEC】第7戦決勝、8号車の勝利で2度目のチームタイトルを決める
5月4日(土)ベルギーで2018-2019年スーパーシーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が勝利。この勝利によりTOYOTA GAZOO Racingは、最終戦ル・マン24時間レースを待たずに、2014年以来2度目となるWECのチームタイトルを決めました。
WEC 2018年 第6戦 WEC 第7戦 スパ・フランコルシャン6時間レース 決勝結果:LMP1クラス
| 順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | ベストタイム |
| 1 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 133 | 1:58.056 |
| 2 | 3 | ナタナエル・ベルトン トーマス・ローレン グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 132 | 1:59.393 |
| 3 | 11 | ミカエル・アレシン ヴィタリー・ペトロフ ストフェル・バンドーン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 132 | 1:59.474 |
| 4 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ セルゲイ・シロトキン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 131 | 1:58.547 |
| 5 | 1 | ニール・ジャニ アンドレ・ロッテラー ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 130 | 1:58.750 |
| 6 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 129 | 1:57.394 |
| 7 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン パオロ・ルバーティ | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ギブソン | 95 | 2:04.591 |
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車は、1年前、今季開幕戦のスパから数えて通算4勝目を挙げ、2位に31ポイント差のドライバーズポイント首位で、最大で39ポイントが獲得出来る最終戦ル・マン24時間レースに臨むことになりました。
マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車はレース中の最速ラップを記録するなどレース前半戦を支配しましたが、センサーのトラブルに見舞われ修理に11分間を要し、最終的に6位でチェッカーを受けました。
6時間にわたるレースは、スタートが切られてから間もなくして激しい雪に見舞われるというWEC史上初の事態で幕を開けました。レースは、コンウェイが駆るポールポジションの7号車を先頭に続けられましたが、約30分後にセーフティカーが導入されました。
セーフティカー導入後25分を過ぎた頃には青空が戻り、レースは再開されました。7号車のコンウェイは2位のレベリオン3号車を従え首位を走行。一方、ブエミの8号車はピットストップでタイムをロスし順位を落としましたが、すぐに2位へと返り咲くと、19周目には首位を奪いました。
他車のアクシデントにより導入された2度目のセーフティカーが、2台のTS050 HYBRIDの明暗を分けました。ブエミの8号車はピットレーンが開放される前に給油のためのピットインを強いられ、WEC規定により5秒間の給油のみを行いました。
コンウェイの7号車は最初の走行スティントで燃料をセーブし、ピットロードが開放されてから予定通りにピットインして給油すると共にスリックタイヤへと交換。その後、8号車は燃料をフルに入れるために再度のピットインを余儀なくされ、約1分を要したことで10位へとポジションを落としてしまいました。
しかし、その後ブエミは交換したスリックタイヤで猛烈な追い上げを開始。2時間経過時に発生したフルコースイエローの時点では、7号車に次ぐ2番手までポジションを取り戻し、7号車は小林、8号車はアロンソへとドライバーチェンジを行いました。
レースが折り返しとなる3時間を経過する頃、更なるドラマが起こります。首位を行く小林は、2位に50秒近い差をつけていましたが、突然のセンサートラブルに見舞われ緊急ピットイン。ピットクルーが迅速な作業で修復し、ロペスへと交代してコースへ復帰しましたが、7号車は首位から4周遅れの19位まで大きく後退してしまいました。
首位でアロンソから8号車を引き継いだ中嶋でしたが、再びコースには雪が落ちてきたため、2台のTS050 HYBRIDは揃ってウェットタイヤへと交換。さらに残り2時間の時点では雹を伴う激しい嵐となり、再び25分間にわたりセーフティカーが導入されました。
最後の1時間、7号車のロペスは猛追を見せトップ6へと浮上。8号車のアロンソは後続との差を更に広げ、その差は1周以上。その後更なる悪天候によるセーフティカー導入に続き赤旗が降られ、レースは数分早く終了することとなりました。
アロンソがチェッカーを受けた8号車は、2位レベリオン3号車と3位SMPレーシングの11号車に1周差をつけての勝利。小林が最後のスティントを担当した7号車は、4周遅れの6位でチェッカーを受けました。この結果、TOYOTA GAZOO Racingは最終戦ル・マンを待たずして、2018-2019年スーパーシーズンのチームチャンピオンを獲得しました。チームはこの輝かしいシーズンの有終の美を飾るべく、6月15日から16日にかけて行われるシーズン最終戦ル・マン24時間レースへと向かいます。
[ガズー編集部]







