【トヨタ WEC】2019-2020 第3戦 上海4時間 公式予選、4,5番手グリッドから決勝レースをスタート
11月9日(土)、2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦となる上海4時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、4番手、5番手グリッドから決勝レースに挑むことになりました。
WEC 2019-2020 第3戦 上海4時間 公式予選結果:LMP1クラス
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム | トップとの差 |
1 | 1 | ブルーノ・セナ グスタボ・メネゼス ノルマン・ナト |
レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン |
1:45.892 | |
2 | 6 | チャーリー・ロバートソン マイク・シンプソン ガイ・スミス |
チームLNT/ ジネッタG60-LT-P1・AER |
1:47.092 | 1.200 |
3 | 5 | ジョーダン・キング ベン・ハンリー イゴール・オルトツェフ |
チームLNT/ ジネッタG60-LT-P1・AER |
1:47.109 | 1.217 |
4 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス |
TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID |
1:47.235 | 1.343 |
5 | 8 | セバスチャン・ブエミ 中嶋一貴 ブレンドン・ハートレー |
TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID |
1:48.180 | 2.288 |
TS050 HYBRID 7号車は、最初にアタックした小林可夢偉が1分46秒513というタイムをマーク。これは昨年の予選ベストタイムに3.805秒も劣るタイムでした。ハイブリッド・パワー、燃料消費量、そして最低重量に課されたサクセス・ハンディキャップの影響がはっきりとわかった結果となりました。
マイク・コンウェイと小林、そしてホセ・マリア・ロペスの3名がドライブする7号車は4番手グリッドとなり、ポールポジションのレベリオン1号車とは1.343秒差、セバスチャン・ブエミと中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーの8号車はポールポジションより2.288秒遅れの5番手になりました。
この結果、TOYOTA GAZOO Racingが2018年のスパ6時間以来継続してきた、WEC史上に残る最長の連続ポールポジション記録は10でストップすることになりました。
好天の下、1周5.451kmの上海国際サーキットで行われた予選は、サクセス・ハンディキャップにより2台のTS050 HYBRIDはポールポジション争いにおいて苦戦を強いられることになりましたが、ドライバーはセッション序盤から懸命なアタックを続けました。
7号車の小林が最初にアタックに入り、セクター1では最速タイムをマーク。続いて中嶋の8号車もアタックに入りました。
日曜日の決勝レースを最優先し、TS050 HYBRIDの2台ともに、2人目のドライバー交代時にはタイヤを交換せずに新品タイヤを温存しました。コンウェイはクリーンなアタックラップで平均タイムを4番手につけましたが、ハートレーはコース上の混雑に阻まれ、1度目のアタックを断念。続く周回でもアタックを続けましたが、タイヤの摩耗が進み、5番手グリッドに終わりました。
理想的な予選結果にはなりませんでしたが、チームはTS050 HYBRIDにとって最後の中国戦となる今大会を力強く戦い抜くために、レース戦略やピットストップ、そしてタイヤの選択などを最適化し、ノン・ハイブリッドのLMP1クラス車両勢に挑戦し、表彰台を目指します。
[ガズー編集部]
WEC 2019-2020 第3戦 上海4時間 レース記事
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