【トヨタ WEC】2019-2020 第5戦 ローン・スター・ル・マン 公式予選、2番手、3番手グリッドから6時間レース決勝へ

2月22日(土)、米国テキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの公式練習と予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、それぞれ2番手、3番手から翌日23日(日)の6時間決勝レースに臨むこととなりました。

ドライバーコメント等、詳細はこちら(TOYOTA GAZOO Racing)

WEC 2019-2020 第5戦 ローン・スター・ル・マン 公式予選結果:LMP1クラス

順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
1 1 ブルーノ・セナ
グスタボ・メネゼス
ノルマン・ナト
レベリオン・レーシング/
レベリオンR13・ギブソン
01:47.530
2 7 マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
01:49.161
3 8 セバスチャン・ブエミ
中嶋一貴
ブレンドン・ハートレー
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
01:49.431

ドライバーズランキングで首位に立つマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値となったサクセス・ハンディキャップにもかかわらず最前列2番手グリッドを獲得。セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーの8号車は2列目3番手でチームメイトに続き、チームタイトル争いでのライバルとのリード拡大、そしてTOYOTA GAZOO RacingにとってのCOTA初勝利を目指します。

この週末のイベントは、通常のWEC戦とは異なり、2日間に短縮されたスケジュールでの開催となりました。これにより22日(土)は公式練習と予選の両方を行うため、朝8時という早い時間から公式練習走行が開始されました。

最近再舗装された路面と、過去のCOTA戦に比較すると非常に低い路面温度という未知のコンディションに加え、2度の練習走行から予選までの非常に短い時間の中、エンジニア、メカニック、ドライバーはタイヤのパフォーマンスや摩耗の評価を行わなければならず、いつも以上に効率的な作業が求められました。

TOYOTA GAZOO RacingはCOTAで過去にレースを戦っていますが、当時はサクセス・ハンディキャップが無かったので、そのためのデータ分析と、通常同様の空力やメカニカルなセッティング、エネルギー最適化などの作業も行う必要がありました。

予選までにこれらの準備を全て終え、日没を迎えたコースで、午後6時10分にLMPクラスの予選が開始されました。1台ごとに2人のドライバーがアタックし、それぞれベストタイムの平均で決勝のスターティンググリッドを決定するこの予選に、7号車はロペス、8号車は中嶋がそれぞれ最初のドライバーとしてコースイン。共に2周のアタックラップを行い、タイヤ温度がピークに達した2回目のアタックでベストタイムをマーク。8号車が暫定2番手、7号車が3番手につけました。

その後、7号車はコンウェイ、8号車はハートレーが共に新品タイヤに交換してアタックを引き継ぎましたが、アタックラップに入る直前、LMP2車両がトラブルでコース上にストップし、セッションは赤旗中断となりました。セッション再開後のアタックでは、ハートレーの1周目タイムがコース外走行として抹消となったため、7号車が最前列2番手グリッドを獲得。8号車は3番手から6時間の決勝レースに臨むこととなりました。

[ガズー編集部]

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