【トヨタ WEC】2019-2020 第5戦 ローン・スター・ル・マン 決勝、2台共に表彰台フィニッシュでランキング首位を堅守
2月23日(日)、米国テキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの決勝が6時間レースとして行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは、2台が揃って表彰台フィニッシュを果たしました。
WEC 2019-2020 第5戦 ローン・スター・ル・マン 決勝結果:LMP1クラス
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | トップとの差 |
1 | 1 | ブルーノ・セナ グスタボ・メネゼス ノルマン・ナト |
レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン |
189 | - |
2 | 8 | セバスチャン・ブエミ 中嶋一貴 ブレンドン・ハートレー |
TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID |
189 | 51.524 |
3 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス |
TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID |
187 | 2 Laps |
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車はミス無くレースを戦い、優勝したレベリオン1号車から51.524秒差の2位でフィニッシュ。2位につけるドライバーズ選手権争いで、首位との差を縮めました。
マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値に設定されたサクセス・ハンディキャップにより、ライバルと対等に争うのは厳しい状況でしたが、それでも着実に6時間レースを戦い抜き、3位表彰台を獲得。ドライバーズ選手権では5ポイントリードで首位の座を守っています。
また、TOYOTA GAZOO Racingが首位に立つチームランキングでは、2位のレベリオン・レーシングとの差が33ポイントに縮小しましたが、シーズン残り3戦でのタイトル獲得を目指します。
6時間の決勝レースは、雲に覆われた空と、強風の下で正午にスタートが切られました。最前列2番手グリッドの7号車はロペス、3番手グリッドの8号車はブエミがスタートを担当。サクセス・ハンディキャップの差が大きかったこの2台は1周目で順位が入れ替わり、8号車が2位へ浮上しました。
2位へとポジションを上げた8号車のブエミは、ポールポジションからスタートし首位を逃げるレベリオン1号車から離されないように懸命な走行を続けました。スタートから90分経過後、8号車は首位と30秒差の2位でブエミからハートレーへとドライバー交代。3位の7号車はさらに40秒後方でロペスからコンウェイへとステアリングを引き継ぎました。
8号車はピットでの素早い作業で首位との差を20秒まで詰めると、ハートレーの好走でこれを維持し、首位へのプレッシャーをかけ続けました。ここCOTAで過去に3勝の経験を持つハートレーは、給油ピットの後も素晴らしいラップタイムで周回を重ねました。
レースが折り返しを過ぎて間もなく、8号車はハートレーから中嶋へと、7号車はコンウェイから小林へとドライバーチェンジ。共にそれまでと同様のレース展開で首位を追いました。
大きなサクセス・ハンディキャップにより、首位との差を縮めるのは困難でしたが、8号車の中嶋はプッシュを続け、最小限のタイムロスで最後のスティントを担当するハートレーへと交代。この時点で1周遅れとなっていた7号車も小林からロペスへ最後のバトンを渡しました。
8号車のハートレーは2位でチェッカー。7号車のロペスが2周遅れの3位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2台共に表彰台フィニッシュという結果でシーズン第5戦を終えました。
2台のTOYOTA GAZOO Racingは、今大会終了後もそのまま米国に留まり、3月20日にフロリダでWEC第6戦として行われるセブリング1000マイルレースに挑みます。この第6戦は、全8戦で戦われているWEC2019-2020年シーズン最後の欧州外でのレースとなります。
[ガズー編集部]
WEC 2019-2020 第5戦 ローン・スター・ル・マン レース記事
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