2020年のラリージャパンが無念の開催断念。コロナ禍の影響で

ラリージャパン2020実行委員会は、国際自動車連盟(FIA)、日本自動車連盟(JAF)ならびにWRCプロモーターGmbHと協議の末、競技主催者とともに、2020年11月に予定していたラリージャパンの開催を断念したことを発表した。

新型コロナウィルス感染症の世界的流行の影響により、日本でのF1や世界耐久選手権(WEC)など世界選手権の開催が相次いで中止となっているが、WRC、そしてラリージャパンにもその魔の手がおよぶこととなった。

WRCはヨーロッパを中心とするレースであり、数百人規模の選手やチーム関係者が来日することとなる。実行委員会は、開催実現に向けて政府や関係省庁を含む多方面の調整を試みていたが、それらの関係者を入国させることが困難との結論に達し、「大変つらい決断」を下すこととなってしまったという。

残念ながら10年ぶりの開催は見送られてしまったラリージャパンだが、実行委員会は「2021 年大会に向けての準備に入ります」としており、来年こそは愛知、岐阜エリアで世界最高峰のWRCカーの競演を楽しみにしたい。

[ガズー編集部]