LEXUS、新型「ES」を世界初公開。先進の予防安全技術も採用し2021年秋デビュー
LEXUSは、2021年4月19日に新型「ES」を世界初公開した。ESは累計約265万台を販売してきたLEXUSラインアップの基幹モデルであり、日本での発売は2021年秋頃を予定しているという。
2枚の板を合わせた構造に変更したリヤサスペンションメンバーブレースの剛性を高めたり、電子制御ブレーキシステムを変更するなど、静粛性や乗り心地、操縦性を向上させている。
F SPORTには、新型のアクチュエータを用いた最新鋭の「AVS(Adaptive Variable Suspension system)」を採用、減衰力の低減や可変幅を拡大することで乗り心地と操舵応答性をより上質なものとしている。
エクステリアでは、フロントグリルの意匠を変更し、L字ユニットの集合体で構成されたメッシュパターンを採用することで押出し感を強めている。
ヘッドランプも単眼ランプのユニットを小型化、3眼ランプは「ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)」を採用し、機能性の向上に加え新薄型ランプユニットにより鋭い表情が与えられた。
また、新規のエクステリアカラーとして、強い陰影により造形を際立たせる「ソニックイリジウム」と、金属質感と高光沢を実現した「ソニッククロム」の2色が追加されている。
その他、F SPORTにはフロントグリルの黒色とマッチするつやのある黒色の19インチホイールや、LEXUSロゴ入りオレンジ塗装キャリパーも追加設定されている。
LEXUS ES インテリアカラー「Mauve」
インテリアでは、ヘーゼルや新規開発されたブラウン系でグレイッシュなトーンのモーヴ、F SPORTにはホワイトのカラーが採用されている。
マルチメディアシステムはタッチディスプレイ化するとともに、視認性や操作性を向上する配置やガラス素材に見直されている。
そして、進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術を採用している。その主な特長として下記の通りだ。
- 単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼夜の自転車や歩行者の認識対応領域が拡大された「プリクラッシュセーフティ」
- AI技術を活用することで支援範囲を拡大した、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト」
- 先行車や対向車を検知し、自動でハイビームを制御する「オートマチックハイビーム」
- カメラで主要な道路標識を読み取り、マルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」
- ドライバー異常時対応システムを採用。レーントレーシングアシスト制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、ドライバーへの警告や車外への異常報知、減速停車、停車時のドア解錠やヘルプネット自動接続など
もちろん、駐車場などにおけるアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなど、先進安全装備も導入されている。
また、デジタルアウターミラー・デジタルインナーミラーもカメラ性能が向上し、視認性が向上している。
Lexus International チーフエンジニア 青木 哲哉
「目標としたのは、ESの持つ上質さを深化させるとともに新たな価値を付加することです。静粛性と乗り心地を一層向上させるとともに、ステアリング操作に対してドライバーの意図した通りにクルマが動くリニアリティを追求しました。デザインにおいてもESの特徴であるエレガントさに磨きをかけるとともに、新たにモダンさを演出しました。開発にあたっては、お客様の期待を超えるべく、改善要素を洗い出し、細部に至るまで徹底的に造り込みました。『より良いクルマづくり』を目指してAlways Onの思想を貫いた開発陣の想いをESに乗ることでご体感いただきたいと思います」
※画像はすべてプロトタイプ
ES 車両情報はこちら
https://lexus.jp/models/es/
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