トヨタ 新型「アクア」を発売 バイポーラ型ニッケル水素電池で従来比2倍の出力を実現

  • Z(2WD)<クリアベージュメタリック、オプション装着車>

トヨタ自動車は、「さらに次の10年を見据えたコンパクトカー」新型アクアを7月19日より発売した。新型アクアの燃費は従来型比で約20%向上し35.8km/ℓを達成、また高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用、ボディサイズはそのままにホイールベースを従来型に対し50㎜延長、電動車らしい軽快で上質な走りを両立しているという。また、10.5インチ大型ディスプレイオーディオをトヨタコンパクトカーとして初採用、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントや停電していてもクルマから電気が取り出せる非常時給電モードを全車標準装備とするなど、アクアだからこそ、こだわりを持った装備も充実させている。またアクア初となるE-Fourを採用している。月販目標台数は9,800台、生産はトヨタ自動車東日本(株) 岩手工場になる。

メーカー希望小売価格

価格帯 1,980,000円~2,598,000円

[B] 2WD:1,980,000円/E-Four:2,178,000円
[X] 2WD:2,090,000円/E-Four:2,288,000円
[G] 2WD:2,230,000円/E-Four:2,428,000円
[Z] 2WD:2,400,000円/E-Four:2,598,000円

* 北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない

  • Z(2WD)<オプション装着車>

高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用

従来型アクアのニッケル水素電池に比べバッテリー出力が約2倍向上。アクセル操作への応答性が向上し、低速からリニアでスムースな加速を実現している。その結果、電気だけでの走行可能速度域を拡大したことで街中の多くのシーンでエンジンを使わず電気だけで走行できるという。

HEVならではの新しい走行体験「快感ペダル」をトヨタ初採用

走行モードから「POWER+モード」を選択すると、アクセルペダルを緩めるだけで回生によって減速度を増大させ、滑らかに減速する。その結果、アクセル・ブレーキペダルの踏みかえ頻度を抑え、ドライバーの負担を軽減しつつ意のままの走りを実現している。

  • 「POWER+モード」作動イメージ/ペダル踏みかえ頻度比較

最新のToyota Safety Senseを標準装備

プリクラッシュセーフティ、全車速追従型レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制など、最新の予防安全機能を搭載している。駐車時における全操作を車両が支援するトヨタチームメイト アドバンストパーク、従来の前後進行方向に加え新たに側方の静止物を検知対象とし、警報とブレーキ制御で接触回避を支援するパーキングサポートブレーキ、トヨタコンパクト車初の技術を採用している。

  • アドバンストパーク作動イメージ

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードを全車に標準装備

電気ポットやドライヤーなどの家電製品が使用可能な非常用電源を標準装備。普段の走行時にはアクセサリーコンセントからだけでなく車内のUSB端子を通じて電子機器を充電することも可能。

高い利便性と、高いボディ剛性

TNGA(GA-B)プラットフォームを採用することで、安定感のある走りを実現してるという。またボディサイズは同じでホイールベースを従来型に対し50㎜延長、特にリヤシートの居住空間や荷室空間を拡大し、利便性を向上した。

KINTOでもお求め可能

クルマのサブスク「KINTO」では、Webまたは販売店でのお申込みが可能で、7年プラン・ボーナス月加算110,000円(税込み)の場合、月額19,580円(税込み)からご利用できる。

KINTO 詳細情報はこちら

ウェルキャブ仕様車の設定

ウェルキャブ仕様車(車いす収納装置付車 助手席ターンチルトシート付・フレンドマチック取付用専用車)の設定もある。

ウェルキャブ仕様車 車両情報はこちら

  • Z(2WD)(内装色:コジー[ブラック×ダークネイビー])<オプション装着車>

バイポーラ型ニッケル水素電池は従来型比較で2倍の出力を実現

「バイポーラ型ニッケル水素電池」は、従来型の電池と比較してコンパクトで高出力な性能を持つ。
集電体の片面に正極、もう一方の面に負極を塗った「バイポーラ電極(Bipolar:双極)」を複数枚積層させてパックにした電池です。
従来型のニッケル水素電池と比べ、集電体などの部品点数が少なくコンパクト化できる。そのためより多くのセルを搭載することが可能、また、通電面積が広くシンプルな構造により、電池内の抵抗が低減し、大電流が一気に流せるため、出力の向上につながっている。従来型アクアに搭載のニッケル水素電池に比べ約2倍の高出力を実現している。
アクセル操作への応答性が向上、低速からパワフルでスムースな加速、電気だけでの走行可能速度域を拡大し、街中の多くのシーンでエンジンを使わない電気だけでの走行を実現している。


トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み:https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road