ホンダ、2代目NSXの最終モデル「NSX Type S」を世界初公開

本田技研工業は、2021年8月に発表予定で2代目NSXの最後モデルとなる「NSX Type S（エヌエスエックス タイプエス）」の先行情報を公開した。

NSXは、「その時代における、ホンダのクルマづくり、モノづくりにおけるチャレンジの象徴」であり、初代NSXは量産車として世界初となるオールアルミ・モノコックボディーの採用や高い動力性能を持つミッドシップのスポーツカーとして、多くのクルマファンから今なお高い人気を誇る。

その初代NSXから「人間中心のスーパースポーツ」というコンセプトを継承し2016年8月にデビューした2代目NSXは、ホンダの3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD®（Super Handling-All Wheel Drive）」の採用により「操る喜び」を進化させた、日本を代表するスポーツカーとして存在感を放ってきた。

NSX Type Sは、2022年12月にその歴史に幕を閉じる2代目NSXにおけるチャレンジの集大成のモデルとなる。パフォーマンス性能向上と精悍さや美しさを感じられるエクステリアを追求し、「走る喜び」や「意のままに操る喜び」に加え、「所有する喜び」を感じる特別なモデルを目指すという。

NSX Type Sは、全世界で350台限定（国外320台、国内30台）の販売を予定しており、限定カラーとなる新色のマットカラーも設定される。

時代とともに進化してきたホンダのチャレンジの象徴である「NSX」はいったんその幕を閉じることとなるが、ホンダは「NSXで培った人材、技術などを今後のクルマづくり、モノづくりに生かすことで、来たる電動化や新たな価値を持ったモビリティの中でも、お客さまに引き続き「走る喜び」「操る喜び」を提供していくべく、チャレンジしていきます」と、新時代に向けた新たなチャレンジに目を向けている。

今回公開した先行情報や映像については、下記サイトで見ることができる。
「NSX Type S」特設サイトへ

[ガズー編集部]