【東京オートサロン2023速報】<HKS/HKS 50th MUSEUM>50周年を迎える老舗メーカーのブースに新旧チューンドカーが勢揃い
創業50周年を迎えた『エッチ・ケー・エス』では、最新のチューニングパーツや4台の最新デモカーを展示するメインブースと、これまでの歴史を振り返ることができる『HKS 50th MUSEUM』の2ブースを出展している。
メインブースで見逃せないのが、それぞれ頃なる特性を持たせてチューンナップされた2台のGR86。1台はスーパーチャージャーを装着しパワーアップからボディメイクまでHKSならではの強烈なパッケージに仕上げられたマシン『Type-R』。
もう1台はベース車が持つ素性の良さを活かしつつ街乗りからスポーツ走行までを軽快に楽しめるよう仕上げた『Type-S』だ。2台とも50周年を記念する特別なパーツが装着されるコンプリートキットとなり、それぞれ世界限定3台ずつリリースされるとのことだ。
こちらが世界限定3台の『HKS Driving Performer GR86 50th ANNIVERSARY PACKAGE Type-R 』。中身だけでなくBODY KIT TYPE-Rを装着して迫力も増している。
ワイルド感はあるものの悪目立ちしない端整なリヤビュー。HIPERMAX R車高調の特別仕様を装着しているが、オーナーの用途に合わせたカスタムオーダーもできるとのこと。
ADVAN Racing R6の18インチ11J+30をすっぽりと納められるワイドフェンダーは、フロント片側55mm、リヤ65mmのワイド化が可能。
Type-Sには低ドラッグ高ダウンフォースを狙ったHKS BODY KIT TYPE-Sを装着。上面だけでなく追加アンダーパネルを装着するなど性能アップを追及している。
こちらには小型のウイングを装着。アンダースポイラーも装着され、前後のダウンフォース量を調整している。
マフラーは「Hi-Power SPEC-L II」の50周年記念モデル。チタンテールにはレーザーマーキングで50周年ロゴを刻印している。
『HKS RZ450 CONCEPT』は、新型フェアレディZチューニングのファーストステップとして提案する1台。パワー面では50psパワーアップされ、よりグラマラスなスタイルを実現するボディキットを装着。
マフラーには海外専用モデルのFULL DUAL MUFFLERを採用。そのほかにPower Editorなどを採用してパワーアップも図っている。
ボディキットは開発中のアイテム。前後ともに19インチ11J+15のホイールがしっかり納められているのが見て取れる。
『HKS VIITS ABARTH 595 TRACK DAY PACKAGE』は、HKSの欧州車チューニングブランド『VIITS』のタービンキットを装着しパワーアップ。
エアロパーツは開発中で、フロント・サイド・リヤのスポイラー3点セットをリリース予定。性能はもちろん、よりボリューミーな見た目に生まれ変わる。
『HKS 50th MUSEUM』には、半世紀の歴史でどのような進化を遂げてきたかを見ることができるヒストリーパネルを設置。
エンジン開発のプロ集団として歴史を刻んできた中で、F1エンジンも開発。『HKS 300E CONCEPT』を銘打った3,500ccのV12エンジンで最大680psを発揮する。
『HKS 300E CONCEPT』のテストを行った開発車両も展示。
第2世代GT-Rに搭載されるRB26DETTエンジンを最新・未来の技術で生まれ変わらせる『RB26 ADVANCED HERITAGE CONCEPT』エンジンには、新開発のカーボン製インテークシステムを装備して展示。
日本のドラッグレースシーンで90年代初頭に言われていた「8秒の壁」を初めて突破した名車『HKS Drag 70 SUPRA』。7M-Gエンジンに鍛造ピストンを装着するなど当時の先端技術を詰め込んだマシンだ。
BNR32をベースとしたツーリングカー『HKS Gr.A R32 GT-R』。ワークス勢を相手に優勝するなど、こちらも『HKS』のモータースポーツシーンを語るうえで必要不可欠な存在。
『HKS Racing Performer GR86』は、フルボディキットを装着したタイムアタックカーとして開発。エンジンはFA24のままではあるが、ターボキットなどでパワーアップしている。
(GAZOO編集部)
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